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ライフプランシートは作りましょう!

 何度も出していますが、私の今の状態は上の記事の通りです。ほぼ、セミリタイアというか、アーリーリタイア状態です。

 セミリタイア、アーリーリタイア状態の場合、常に気になることとしてお金があるかと思います。現在の資産から来年はどれぐらい減るのだろうか、60歳になったときにはどの程度の資産状態なのかなど、色々と気になるものです。

 そのようなお金の気になるところを整理する上で、事前にライフプランシートを作成しておくと来年はどれぐらい資産が減るのかなどがわかり、前もって心の準備ができます。

 私の場合、今現在判明している収入(公的年金、個人年金、企業年金)と支出(税金、保険料、家賃、光熱費等々)をまとめて、Googleスプレッドシート上で金額をまとめています(実データを入れているので、ほぼモザイクばかりですが)。

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 上の方のセル(赤枠)に現時点での総資産額を入れると、収入、支出を計算した結果をもとに総資産額を毎年計算して出力するというシートです。細かなお金の動きを見たいために、他の一般的なライフプランシートとは異なり、収入、支出の金額がいつ発生するのか(毎年、毎月、奇数月、偶数月)で今後、どれぐらい収入があるのか、支出があるのかなどGoogleスプレッドシートのGAS(MS-ExcelでいうところのVBA言語)で細かく金額を計算して算出するようにしました。

 初めのてGASでのプログラミングだったため、少し手間取りましたが、細かな金額計算ができたため、非常に満足しています。まだ、判明していない来年度以降の住民税、国民健康保険料などが空欄のままになっていますが、ここに金額を入れることができればかなり精度の高いライフプランシートになることでしょう。

 私のように凝ったシートを作成しなくても、簡易的なシートをもとにライフプランシートを作成することで、将来のお金について事前に心の準備ができると考えています。

 簡易的なシートの例として、マイクロソフトがMS-Excel用のライフプランシートを無償で公開しているので、そのリンクを貼っておきます。

ちなみに、この先以降の文章は完全に技術よりの話です。

 今回のライフプランシートを作成するのに、GoogleスプレッドシートでGASをはじめて使用しました。GASはJavaScriptをベースにしていますが、JavaScript自体、JavaScriptが出てきた当時(1996〜1997年前後)に少し勉強したぐらいで、まともに組んだことはありませんでした。

 今回作成した内容で苦労した点は、以下の2点です。

・日付を渡したときGASでは、日本時間ではなくサーバーが設置されているだろうと思われる場所の時間が渡ってきました。タイムゾーンも一緒に渡ってくるので、通常はこれで問題ないはずです。しかし、今回シートでは金額の発生するタイミングが毎年、毎月、奇数月、偶数月の何日に発生するのかなど、細かな指定ができるようにしています。そのため、渡ってくる日付が日本時間である必要があったのです。仕方ないため、無理やり計算して日本時間になるように調整しました。

・金額を計算する箇所全てに、今回作成したカスタム関数を埋め込んで表示するようにしたところ、未来40年間分、行数30行程度、つまり1200個のセルにカスタム関数を埋め込む結果となり、全く計算ができないという状態になりました。パフォーマンス改善のため、最初の列にのみカスタム関数を埋め込み、残りは配列で返すということでなんとかパフォーマンス問題をクリアすることができました。

 問題はあったものの、非常にGoogleスプレッドシートのGASは今後の可能性を感じたため、より一層勉強したいと思った次第です。

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