2種類の「仕事ができない」があることに気づいた
今まで「仕事ができない」というと、「能力がない」「容量が悪い」「ミスが多い」といった、なんというか「ダメな感じ」のイメージを思い浮かべていた。個々の能力を起点にして「仕事ができない」って言葉があるんだなって。
今月入ってから部署異動があり、これまでやっていた仕事とは全く異なる部署に配属された。しかも2つの部署にまたがって。残念なことにどちらも今までいた部署の仕事と全く畑違いである。
この異動のうち、1つはもともと決まっていたことだった。もうひとつは2月下旬に社長の鶴のひと声で決まった。自分の能力を見込んでくれてのことだったので、別に不満はない。まぁ、激務と聞いていたし、本当に何ひとつ分からない状態だったから、個人的に不安は抱いてはいたが。
さて、そうして新部署2つに配属されて早2週間。
タイトルにぶちあたった。
というものの、上述の通り、どちらの部署の仕事もこれまでやってきた業務と分野が全く異なるので、ひとつひとつ教えてもらわないと仕事ができないのだ。
ここできっと、ある程度の人はこういうのだろう。
「自分で考えて行動すればいいじゃん」と。
そうなのだよ。
そうなのだけど、あまりにかけ離れた部署すぎて、考えたところで今の新部署が「そもそも何を業務として行っているか」がまず分からないのである。
そして「この部署で自分が担う業務」を示されていない。
そこで、だ。
当たり前のごとく、直属の上司に「何かやることありますか?」と聞くことになる。
聞かれた上司は仕事を振ろうにも、まずは説明をしなければならないわけだ。その上司が説明に割ける時間がなかった場合、どうなるか?
「ごめん、今ちょっと時間ないから、ほかにできることしといて」となる。
これが2つの部署の上司、それぞれで勃発中。
そうなると自分は「仕事ができなくなる」。
だって何も分からないんだもん。何したらいいかも分からないんだもん。誰に聞いても「ちょっと今は…」って言われてしまうんだもん。
そうしてタイトル。
あぁ、「仕事ができない」って、こういう側面もあるんだなって気付いた。
今、自分は猛烈に自分を持て余していると思っている。
仕事したいです。
だって、そうしないといる意味ないじゃん。
分からない中で、自分で考えて行動する、仕事を探すには限界があるよ。
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