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【第1回】RPGツクールMZでスマホゲームを作る!!(プラグイン紹介)

どうも、椿田です。
私事ですが、App storeとGoogle Playにて新作のスマホゲームをリーリスしました♪

無料でプレイできますので、よろしければ遊んでみてください♪

さて、今回初めてスマホゲームをリリースしたのですが、苦労の連続でした笑
制作ツールとしてRPGツクールMZを使わせていただきました。ノンプログラミングで簡単にゲーム制作が可能となる嬉しいソフトなのですが、PCゲームを作ることを強みにしていることもあり、スマホゲーム化にはいろいろと工夫が必要でした汗

そこで、今回から何記事かにわたって、RPGツクールMZでスマホゲームを作るにあたって工夫したことを書かせていただこうと思います♪
※MZ版をメインにご紹介しますが、同じものでMV版のプラグインも基本的にあります

第1回目は、
スマホゲーム化するにあたって使わせていただいたプラグイン紹介です♪

1.mv_to_ios/mv_to_android(開発者:Waff様)

こちらは、RPGツクールMZで制作したゲームをiosまたはandroidで動かせるようにアシストしてくださる神プラグインです♪
このプラグインがなかったら、僕はスマホゲーム化することができなかったと言っても過言ではないです笑
(このプラグインを通じて、世の中には神がたくさんいることを知りました笑)

このプラグイン素晴らしい点は大きく以下の2点です♪

・javascriptやswiftなどの言語を用いた高度なプログラミングスキルがなくても、簡単にスマホゲーム化できる点
・広告機能が簡単につけられる点

「スマホゲームにするになら、広告をつけて収入が入ってくる仕組みを作りたい!!」と思う方も多いと思います♪
それをこのプラグインを使えば簡単に実現することができます♪

詳しい使い方や、プラグインのダウンロードは制作者様のページに書かれております。


2.ピクチャのボタン化(開発者:トリアコンタン様)

こちらは、画面に表示したピクチャにボタン機能をつけることができるプラグインです♪
例えば、こんな感じです。

皇帝ガウスのデスゲーム ピクチャボタン説明用

下3つのアイコンは左から順番に、「アイテム画面を開く」「調べる(決定キーの役割)」「セーブ画面を開く」ボタンとなっています。
※アイコン画像はパワーポイントで作りました笑

スマホゲームはUIをどう作るかがとても重要で、感覚的に操作できることが求められます!!

特に僕が悩んだのは決定キーボタンをどうするかについてです。
RPGツクールMZの仕様では、画面上のオブジェクトをタッチすると、主人公がそこまで移動し、オブジェクトを調べることができます。
しかし、実際は画面が小さかったりするとオブジェクトをうまくタッチできなかったり、指が忙しくなったりなどで、プレイヤーに煩わしさを感じさせてしまうこともあります。

皆さんはコントローラを使ったゲームをやるとき、とりあえずAボタン(プレステなら〇ボタン)を連打したりしませんでしょうか?
Aボタンや〇ボタンは、物を調べたり人と会話したりする用途で使われることが多いと思います。このようにいろんな用途で使えるボタンは、常に定位置にあり、何も考えなくても感覚的に押すことができると思います。
そんな万能ボタンをスマホ画面上の定位置に置くために、このプラグインを使わせていただきました。

※本当の理想を言いますと、画面のどこをタップしたとしても決定キーを押したことと同じような仕様にしたかったです。もしこのやり方をご存じの方がいましたら、僕のツイッターか何かで教えてください(/ω\)
(ツイッターアカウント:@riinwin)


詳しい使い方やプラグインのダウンロードは以下のページをご参照ください。

https://plugin-mz.fungamemake.com/archives/2052


3.仮想スティック(開発者:うなぎおおとろ様)

こちらは、画面をタップして指を動かすことで仮想スティックが出現し、キャラクターを操作することができるプラグインです♪
例えば、こんな感じです。

皇帝ガウスのデスゲーム 仮想スティック説明用

指をスライドさせた方向にキャラクターを操作することができます。


こちらのプラグインを使用させていただいた理由は以下の2点です。

・RPGツクール仕様の移動方法(タップした座標にキャラクターが移動する)は、直感的に操作しづらく、誤作動も発生しやすい
・ゲーム画面をなるべく広く取りたかった

一つ目の理由ですが、RPGツクールMZはキャラクターの移動方法として、画面をタッチした場所にキャラクターを移動させるという方法をとっています。しかしこの方法だと、小さなスマホ画面では意図した場所をタッチしづらく誤動作が起こりやすかったり、移動経路を自分で選べない(移動途中でトラップを回避しながら操作するなどが実現できない)ことがあります。
そこで、従来のコントローラに似たような操作をスマホでも実現したかったことがあります。
その方法の1つとして、仮想ゲームパッドを画面下に配置して、スマホでもコントローラを使っているのと同じようにすることもできます。その場合、二つ目の理由に繋がるのですが、仮想ゲームパッドを配置するためのスペースを確保するために、ゲーム画面を狭くする必要があります。
せっかくスマホの広い画面を生かすのであれば、ゲーム画面をできるだけ広くして、ゲーム画面のどこをタッチしても仮想スティックが現れて、キャラクターを操作できる方法のほうが理想的でした。

※RPGツクールMZ用に開発された仮想ゲームパッドが見つからなかったことも正直あります。MV用は存在しました。


詳しい使い方やプラグインのダウンロードは以下のページをご参照ください。


4.ノベルゲーム風選択肢(開発者:ルルの教会様)

こちらは、ゲーム中に選択肢が表示される際に、ノベルゲームのように画面中央に大きく選択肢を出現させることができるプラグインです。
例えば、こんな感じです。

皇帝ガウスのデスゲーム ノベルゲーム風選択肢説明用

RPGツクールMZにもデフォルトで選択肢機能はありますが、選択肢がとても小さく、場合によっては出現位置が変わったりします。
そのため、スマホでプレイしていた場合、選択肢が表示されていることに気づきづらかったり、選択肢が小さくタッチしづらいということが起こりやすいです。
こちらのプラグインを使えば、必ず画面中央に大きめの表示で選択肢が出現するので、これらの問題を解決することができます・

詳しい使い方やプラグインのダウンロードは以下のページをご参照ください。


5.まとめ

以上が、RPGツクールMZで制作したゲームをスマホゲーム化するために使用させていただいたプラグインの紹介でした。
PRGツクールは感覚的にゲーム制作ができるため、多くの創作活動の助けになっているソフトです。そして、なによりプラグインを作ってくださる神々(感謝と尊敬の意味を込めてあえてこういう表現をさせていただきます笑)のおかげで、創作の幅が抜群に広げることを可能にしてくれています。

次回の記事では、スマホゲーム化にあたり、RPGツクールMZ自体のプログラムを書き換えて、仕様を変更したところをご紹介します。
※プログラムを誤って書き換えると、RPGツクール自体が動かなかくなる可能性がありますので、実施する際は自己責任でお願いします。あくまで参考として、次回の記事では書かせていただきます。

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