とあるオジサマとの話
今日はとあるオジサマとの話を書く。
その日、仕事のあと友達と飲む予定だったのに、ドタキャンされてしまった。
ガーンって萎えつつ仕事していた矢先、ある人から「よかったら飲まない?」というお誘いがきた。
ナイスタイミング!と思って飲みに行った。
その人は、私が勉強のために通っていたスクールの同期。同期と言っても、年齢は自分よりもけっこう上。
何をやっている人かは知らなかったけど、ちょっとぶっとんでいたので「ユーモアがあるおじさん」という印象で、仲良くさせてもらっていた。
あと、みんな私服で授業を受ける中、いつも上品なスーツを着ていたことは印象に残っている。
仕事終わり、ご飯屋さんに着いた。
行きづらいところにあって、ザ・隠れ家という感じ。
店内に入ると、普通のご飯屋さんじゃないことはすぐわかった。
ご飯食べてる人たちが、なんとなくだけど大物のオーラがある。業界の人とか、政治の人とか、、。
まずは2階のバーに案内された。そこに待ってた同期のオジサマ。
2人で飲むのは初だったので、まずはたわいもない話をしながら一杯をかわす。
そして1階へ。お料理は、いろいろな具材がテーブルに並べられて、それを見ながらオーダーしたり提案を受けたりして作る品を決めていくスタイル。
いや、こんなん初やねん。
今さらながら今日の服装がTシャツなことを恥ずかしく感じはじめた。同期のオジサマは今日もバッチリ素敵なスーツを着ている。
出てきたお料理の美味しさを噛み締めつつ、オジサマに「てか、◯◯さんって結局何してる人なんですか?」と聞く。
それまでのスクールとかで聞かなかったのかよって感じだけど笑
そしたら、メインはある会社の代表取締役で、それ以外にもいくつかビジネスをやっているらしい。沢山あって覚えきらなかったけど。
ああ、だからいつも素敵なスーツを着てたのかぁって理解した。会社を顔になる立場の人だから。
話題は、最近の動画作品の話へ。
「◯◯さんの作品のファンなんだよね。新しい作品も見たい!」と私の作品を褒めてくれる。スクールのときから推してくれていて、改めて嬉しい。
ただ、最近の自分はめっきり創作意欲が消失していた。あんまりやり甲斐のない今の仕事に埋もれ、でも未来に希望も見出せず、このままダラダラ会社員を続けていくのだと諦めモードに入っていた。
でも改めて今日、自分に期待してくれている人がいることを知る。嬉しい。
同時に「このままじゃだめだよ!才能あるんだから、埋もれさせてちゃもったいないよ」と愛のある指摘。
閉ざし切っていた心の奥の扉から、赤く熱いものが少し顔を出した気がした。
やっぱりこのままじゃだめだ。
お料理は結局、5万円くらいした。
2件目は会員制のバーに行き、そこも素敵なとこだった。帰りは自宅までのタクシー代も出してくれて。(自分の家は引くほど遠い)
そして、別れ際にも「頑張れ」というエール。
Tシャツで参戦するには豪華すぎる世界だったな。
もしかしたらパパ活界隈とかでは当たり前のことなのかもしれないけど、自分がこんなふうに丁寧に扱ってもらったことが嬉しかったし、光栄なことに思えた。
その人がご馳走してくれた意味、それは、自分の可能性にbetしてくれたのかな
賭けてくれたぶん、やっぱり頑張らなきゃ
進むべき道とは。
わかんないけど、進まなきゃ
なにかを生み出さなきゃ
おしまい。
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