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私たちが27歳だったころ(自分ver)

 この本を読んだことがあるでしょうか。私は、27歳になったタイミングで購入し、27歳を終えようとしている今、再読しています。気付いたらいろんなページに付箋をはり、大事にしたい考え方や言葉でいっぱいになっています。

 せっかくだから、私も「私が27歳だったころ」を残しておこうと思い、記録✍️ いつか、後輩や、自分の娘の役に立つかもしれない。未来の私が、こんな過去もあったなぁと過去を振り返る材料になるかもしれない。

 私の27歳は、迷い、焦り(羨望)、諦め、覚悟、世界の広がり、

 とにかく私の周りでは結婚&出産ラッシュ。私も彼との結婚を決め、同棲を始めたものの、
・〇〇さんは、お医者さんと結婚していて羨ましい。
・〇〇さんは、公務員同士、地元で結婚・子育てができて羨ましい。
・〇〇さんは、建築家と結婚し、とても立派な家を建てていて羨ましい。
など、地位の高い人と結婚できている人が羨ましくてたまらなかった。一言で「結婚」と言っても、誰とするのか、どこで生活していくことになるかでもこんなに大きな差があるのだと思い知った。

 私は、本当は地元の人と地元で結婚し、親元で子育てがしたかった。もちろんマイホームも買い、仕事も子育ても両方頑張りたかった。休みの日には、お互いの実家に孫の顔を見せに行き、お爺ちゃんお婆ちゃんっ子にしたかった。私自身がたくさんの人の愛情を受けながら育ってきたから、自分の子どももそのように育てたかった。

 しかし、私が選んだ相手は関東でバリバリ仕事をしたい人。地元に戻る気はない。私の選択が間違っていた。同棲する前にもっと話し合うべきだった、ちゃんと覚悟を決めてから同棲の決断をすればよかったなど、関東へついて行く決断をした2023年上半期の自分を何度も責めた。

 もういっそのこと、別れよう。別れて地元に戻ろう。地元で婚活頑張って、30歳までには無理かもしれないけど、35歳くらいまでには結婚できるでしょ。そして、子どもを産んで、家も買おう。何度も考えた。婚姻届を書き、入籍日を間近に控えた今でも別れた方がいいと思う。でも、両家顔合わせも終わって、年末年始に親戚に挨拶に行くことが決まっているし、お互い職場に入籍予定であることを伝えているし、今さら婚約破棄なんてできない。もう流れに身を任せて、結婚するしかないんだ。こんな気持ちで結婚することになるとは思わなかったし、なんて親不孝なんだろう。もう諦め状態。ただ、最悪、地元でマンションを買うことはできるという微かな希望だけは残しているし、彼にも伝えている。

 そんな泥沼なプライベートを過ごした。

 仕事面では、あまり尊敬できない上司のもとで働くことになり、いかにこれまでが恵まれた環境の中で働けていたかを痛感した。前の職場は、人も温かく、最新技術が導入されていたから学ぶことも多かった。当時は、プライベートまで干渉してくる人との距離感に悩み鬱陶しいと感じることもあったし、年配の方に最新のスキルを教えることに時間が取られ嫌気がさしていた。でも、失って初めて、その大切さが分かった。

 こんな悶々とした毎日で、日々、このままでいいのと迷い続けた。あまり日常に納得できず、落ち着かない。いつまでこの生活が続くんだろうという不安。もし、このままぽっくり地元の家族が亡くなるなんてことになったら心底後悔するだろうし、彼を一生恨むんだろうなとも思った。

 でも生きていかなくてはならない。自分が選択した以上、この選択で良かったんだ、あの時の自分に大感謝と言える人生にしたい。

 27歳で良かったことといえば・・・
料理や家事のレベルが上がったこと、たくさんの本に出会えたこと、生活の中で歩くことが増えて健康的になったこと、徒歩圏内にあるカフェで自分と向き合う時間を確保できること、勉強に勤しむ社会人を近くで見られることなどが挙げられる。

 今年は間違いなく、自分自身が成長できたなと思う。辛いことも多かったけど、この時間も豊かだったなと後から振り返ったら思えるんだと思う。

 ちょっと雑な終わり方だけど、私の27歳はこんな感じ。パートナー編とかも残せたらいいな。


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