【カンボジア生活】ラオス国境のメコン川の滝
カンボジアを縦断する大河メコン川は、ラオスとの国境地帯において、数十キロに渡って渓流や滝が続く。
コーンの滝として知られるこの滝幅は10,783mで世界1位、流水量は11,600m3/sで世界5位(雨季のピークには世界トップクラスかも)。仏領インドシナだった19世紀後半、中国までの航路を開発しようと何度も試みられたが、いずれも失敗に終わっている。そのため、ラオス側デット島 (Don Det) とコーン島 (Don Khon) との間に連水陸路となる鉄道が敷設された。
私が訪れたこの場所は、コーンの滝のカンボジア側の一部分で、ソペアクミット滝或いはプレアニミット滝として知られている。これから雨季になり、水量が増えて更に迫力を増す。
昔は地理的条件から、この絶景へのカンボジア側からのアクセスは難しいと言われていた。現在でも、ラオス南部の都市パクセーから行く観光名所として有名だが、実は現在はカンボジア側からも比較的容易にアクセスできるようになった。森林破壊の波及効果だと思うと複雑な思いもあるが、密林が切り開かれ道路ができたことで、ストゥントレンから船ではなく、車でここまで来れるようになったことに、素直に感謝したい。
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