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日本語ボランティア先生向け手引き

日本語教室開催にあたって、次のことを参考にしてみてください。

Q:これまで日本語を教えたことがありません。日本語教師の資格や日本語教育を学んだこともありません。私でも大丈夫でしょうか。

A:大丈夫です。カンボジアNGOは、語学教育だけを目指しているわけではありません。日本語を教えてみたい、日本語を勉強する人の力になりたい、そのような温かい気持ちで丁寧に生徒に接すれば、大丈夫です。

Q:オンラインの教室は、具体的にどのような方法で行うのですか。

A:ZOOM、フェイスブック、スカイプなどが考えられます。授業開催には、先生が使える媒体と生徒が使える媒体を確認しますので、お互いが対応できる方法で行われます。

Q:生徒との会話の中で、生徒の母国の家族が貧困で病院にも行けないと知って、とてもかわいそうです。私が生徒にお金をあげても構いませんか。

A:生徒と先生の間で金銭のやりとりは禁止されています。かわいそうに思っても、お金はあげないでください。

Q:どうして生徒にお金をあげてはいけないのですか。

A:にほんご教室の趣旨である「日本語学習を通じての親睦」というのが、金銭を通じての親睦になるおそれがあるからです。「かわいそうだから、今回だけ」という気持ちが、生徒に金銭的な期待を抱かせてしまったり、他の学習者に伝わって他の先生へも金銭的な要求がされたりする弊害を防ぐためです。

Q:毎回、生徒が授業時間に遅れます。この生徒はやる気がないのでしょうか。どうしたら良いですか。

A:約束時間に対する感覚が異なっているだけで、やる気の問題ではないかもしれません。まずは、開始時間の確認を再度してください。また、開始時間が遅れても終了時間は変えないことで、生徒が学習時間を確保するために開始時間を守るようになることもあります。それでも改善しないようであれば、カンボジアNGOに連絡してください。カンボジアNGOから生徒に注意します。

Q:facebookで生徒が私との教室の様子を勝手に投稿しているのを見つけました。私の顔も分かる状態です。私はこのようなことは嫌です。カンボジアNGOで対応してもらえませんか。

A:カンボジアNGOから生徒に対し、当該投稿を削除することや今後投稿をしないことを注意することはできます。しかし、強制的に投稿を削除する権限はありませんし、Facebookなどの運営媒体に削除の交渉をすることまではできません。もし教室開催中に生徒が写真撮影したり、スクリーンショットをしたりしていることに気が付いたら、その場で無断投稿はしないよう注意すると良いかと思います。無断投稿を気にしないような文化もあるので、「私は無断投稿が嫌です。ダメです。」という気持ちをしっかり伝えてください。

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