自分は専門家でもないし、お金・人脈・スキルがあるわけでもない。
皆さん、こんにちは。
NGO CBBインターン生の今西雄飛です。
2016年の8月に初めてカンボジア農村部の小学行を訪れ
学校に行きたくても行けない子どもがいることを目の当たりにしました。
自分には何ができるのだろうか?
どうしたら目の前の人を笑顔にできるのだろうか?
そんなことばかり考えるようになりました。
大学の教授に「国際協力は本当に大学生が今するべきことなのか?」と言われたことがあります。
確かに私は専門家でもなければ
資金力・スキル・人脈があるわけでもないので
だから「無力」と言われても仕方がありません。
それでもカンボジアで活動する理由は何なのか考えてみました。
ある日
「私は人の幸せを自分の幸せ」と感じることに気づきました。
私の周りの人が幸せだと自分も幸せです。
人を幸せにしたり
笑顔にしたりすることは自分の幸せに繋がります。
今まで自分がしてきたことはすべて
誰かのためではなく、自分のためだったのです。
少し前置きが長くなりましたが、、、
今回は過去の歴史を遡り、カンボジアの「教育」に焦点を当て書きました。
1.「ポル・ポトによるカンボジア人大虐殺」
公務員、学校の先生、医者、弁護士などの教養を身につけてる人々
そして「眼鏡をかけている」という理由だけで
「知識人」とみなされ虐殺されました。
その数は約3年8ヶ月の間で約300万人にのぼります。
当時の人口の約3分の1です。
赤ちゃんを抱えていた場合、赤ちゃんは木に叩きつられて殺されました。
(上記の写真:キリングツリー)
ポル・ポトは1978年に以下の言葉を発しています。
・学校や教員、大学はいりません。
なぜなら全ての過去の名残を捨てたいからです。
・お金もいりません。
なぜなら、国が市民に全てを供給するからです。
・都会から撤退し、田舎が我らの革命の中心となるべ きです。
そして人々が都市の運命を決めるようになるでしょう。
なぜカンボジア人がカンボジア人を殺すのかが理解できません。
2.「カンボジア就学率」
大学生が教育支援をする場合
皆さんはどこの国を思い浮かべますか?
おそらくカンボジアではないでしょうか?
まずカンボジアの就学率を見ていきましょう。
初等教育就学率95.6%
中等教育就学率 46.1%
高等教育就学率13.1%
(出典:Global Human Capital Report 2017 - Data Explorer)
上記のデータを見てもわかるように
中等教育就学率は2017年時点で46.1%で
2人に1人が中学校に通えていない現状があります。
高等教育就学率に関しては13.1%で
約10人に1人しか通うことができていません。
カンボジアでは子どもが「労働力」として考えている親も少なくありません。
(貧困の負のサイクル:筆者作成)
貧困の負のサイクルから抜け出すためには
「教育」が鍵を握っています。
例えばカンボジアでは日本語を話すことができると1か月300$以上稼ぐことができます。
ここ最近はカンボジアに進出する日系企業も多いですし
少子高齢化が進む日本では外国人労働者の受け入れは必須ですので
日本語のまだまだ需要はありそうです。
そんな僕がインターンしているNGO CBBは
1人でも多くの子どもに教育の機会を与えるため
日本語と英語のフリースクールを運営しています。
自分の成長がカンボジアの成長につながるように頑張ります!
最後まで読んでくださり感謝です。