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フィルムスキャンで昔の写真と再会

前々回の記事で書いた自作フィルムスキャナの件、いよいよ本格的にスキャン作業を実施することとした。
(※ワンショットでデータ化するものはスキャンとは呼べないが、ここでは流れとして敢えてスキャンと呼ぶ)

スキャンするフィルムを書庫から取り出して整理し、今回は下のような状態のものをスキャンすることとした。ざっくりと計算して2,500枚分かと思う。
家族写真やスリーブ状態の未整理フィルムなどは別にあるので、これで約半分くらいになる。

<約2,500枚のポジ写真>

50枚ほどスキャンしたところ、1枚あたり30秒ほどかかることが分かった。
動作としては、マウント1枚を取り出し、ブロアーで埃を飛ばし、ホルダーにセット。PC画面のシャッターボタンを押して撮影、そしてマウントを戻す。この一連の作業が約30秒。結構早い。

なお、画像のトリミングや明るさなどの微調整はそのうちやればいいという感じ。とりあえずはガンガン画像取り込みしていきたい。

それにしても、フィルム写真というのは普段は厳重にファイルに収まっているため、なかなか気軽に閲覧することが出来ない。書庫から引っ張り出すという手間がめんどくさいということもあるし、それらが写真原盤(マスター)ということもあって取り扱いに慎重さが求められる。だからどうしても写真を見る機会が少なくなる。

そういうわけなので、その写真を見るのが10年ぶり、20年ぶり、というものが幾つもあった。下手すると、撮影当時以来ずっと見ていない写真もあるかも知れない。そういった写真の再会が今回のスキャン作業で実現するとなればうれしい。

数が量が多いので、さすがにスキャン作業が早いとは言っても全部スキャンするにはそれなりに時間がかかることから、その中でもボク的に懐かしいと感じたカットを一部だけつまみ食い的に先行スキャンしてみた。

●上野駅前聚楽(66判)

今はもう無くなってしまった「聚楽」。広く開けた座敷空間のレストランが好きだった。中も写真を撮っておけば良かった。その近くにあった「アルカディア」という喫茶店も昭和的で良かった。

●エキスポタワー(66判)

大阪万博記念公園にあったエキスポタワー。これも今は老朽化のため取り壊されてしまって現存しない。

●観艦式(66判)

荒天の観艦式(予行演習)で、どうしてもカメラが雨に濡れてしまうので、テープで目張りをして撮影に望んだ記憶がある。
ちなみに画面四隅が暗いのでスキャナホルダーの散光板が有効に機能していないかと心配したが、原盤の写りがこうなっていた。

●0系新幹線(66判)

0系新幹線も、いつの間にか見なくなってしまった。そう言えば食堂車もいつの間にか無くなっていた。
なおこの写真は小倉駅で撮影したもの。

●宇奈月温泉駅(645判)

西武鉄道の車両が富山地方鉄道で走っていると知って宇奈月温泉駅へ撮りに行ったことがある。この駅の近くには野生のニホンザルもいて驚いた。

●某震災場所(645判)

ある震災場所にて、液状化が酷かった場所を撮った写真が見付かった。

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