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カリフォルニアワインの記憶とその澱

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晩酌の記憶で綴る、個性と多様性のカリフォルニア・ワインについての雑感。
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#カベルネ・ソーヴィニヨン

歩幅

歩幅

分かってはいても、自分の歩幅で生きていくことは、なかなか難しい。

人間が社会的な生物である以上、顔色をうかがったり、関心の目に晒されることは避けられない。好むと好まざるに関わらず、人となりの比較や品定めには、それなりの「需要」がある。

比較と競争があってこそ、新しいアイディアや価値観を生み出すことができる、と言われる。だとしても、絶え間なく注がれる好奇の視線と向き合い、承認欲求に心を振り回され

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挑戦の意味

挑戦の意味

映画やドキュメンタリーの「挑戦」は、結果が半ば約束されている。しかし、現実は厳しい。ただ、あるワインを飲んでいるうちに、「その挑戦に向けた準備を整える」ことに価値があると思うようになった。

EnfieldはFaillaやLittoraiで経験を積んだJohn Lockwood氏のプラベート・ブランドだ。Tempranillo、Syrah、Chardonnay、Grenache、Chenin bl

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