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日比谷コンベンションホールで、約2時間にわたる講演を行いました!

 9月14日の15時から、日本鉄道技術協会(JREA)の主催する「技術講演会」にて講演をさせていただきました。ご聴講いただいたのは、およそ100名のJRや民鉄などの鉄道各社、コンサルタント会社やゼネコン各社、メーカーや情報通信会社など、多岐にわたる業界の方々でした。多くの皆さまにお集まり頂いたこと、この場を借りて御礼申し上げます。また、開催にご尽力頂いたJREAの皆さまに感謝申し上げます!

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会場となった日比谷コンベンションホール、公演中の概況です。

 私の講演内容は「JR東日本の建設部門におけるDXの取組み」という題名です。私が前職から本格的に取り組み、CalTa株式会社設立のきっかけとなった鉄道設備や鉄道建設に関するDXについて、JR東日本の現在と今後の目指す姿やスタートアップ企業との共創など、全体像を90分にわたり話題提供し、その後質疑を受けるというものです。
 取り組み内容の具体的な紹介はもちろん、私が進める中で悩み気付いたことや、取り組む際に常に心がけている以下のマインドも強調させていただきました。
・アジャイルに取り組み、小さな成果を積み上げ、周囲を巻き込んでいこう
・外の世界に目を向けよう、失敗を許容しどんどんトライしよう
・PoCして終わりではなく、その技術を制度化して仕組みに入れよう
・やっていく中で自分も変わろう、そして組織のマインドも変えていこう
 「DXとは何ぞや?手順は?ゴールは?」という慎重な議論をするのは、悪いことではありませんが、その議論に大幅な時間をかけてしまうと、年々進化するコンピュータの発展にキャッチアップできない可能性が高くなります。ですから、失敗を恐れずに早めに多くの技術を経験し、その中から自分たちに合ったものを早めに選び、必要によりカスタマイズするほうが望ましく、何よりそれを実践できるマインドが必要です。・・・しかしながら、その実践に向けた自らの、メンバーのマインドを変革することこそ、一番難しいのです。仮に何人かが変革しても、周囲の巻き込みがうまくいかず、自らの組織文化はこれまで通り、その他の組織も認識することなく30年前のまま・・・このようなお話を耳にすることがあります。

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何を実現していくのか、今後のこともお話させて頂きました!

 DXのためには、みんなで情報共有し、マインドチェンジもしながら実施しないといけません。そのためにはオープンイノベーションで取り組みつつ、社内だけでなく社外の方々とも成果を共有していくのが大切なことと考えますし、今回の講演においても、JR東日本の建設部門における最新の取り組みを可能な限り情報共有させていただきました。講演終了後も、20名以上の方々に壇上へ来ていただき、名刺交換、意見交換をすることができました。
 CalTaとしても引き続きBIMやICT技術も活用し、TRANCITYを中心に、皆さまのDXの取り組みをお手伝いしていきたい、マインドチェンジに繋げていきたい、そして人々に喜びと幸せを提供し、人々の暮らしを豊かにしていきたい、と心を新たにした1日でした。

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屋内用小型ドローンIBISを会場でデモ飛行。ここでドローンを飛ばす人は、後にも先にも私だけ?
(操縦者は株式会社Liberawareの閔社長です!)
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身近なところからデジタル空間を感じていただくために、講演会場の舞台周辺を3D化しました。
中には驚かれる方も。

 最後になりますが、今回のプレゼン資料作成の中心となった竹ノ下さん、スタートアップ共創の取り組みをお手伝い頂いたJR東日本スタートアップ株式会社の吉田さん、約100名の前でドローン飛行を成功させた株式会社Liberawareの閔社長をはじめ、その他お手伝い頂いた皆さまにも、この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました!

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お手伝い頂いた一部メンバーと、会場の外で。JR東日本建設工事部の石村マネージャー(右端)、
株式会社Liberawareの閔社長(左から2番目)、株式会社Liberawareの中島さん(左端)。


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