【写真について知っているいくつかのこと Vol.18】写真を貼る#4 by KISHI Takeshi
こんにちは。 Caloworks のKISHIです。
9月も半ばを過ぎましたね。東京では、吹く風も少しだけ涼しく、日差しも少しだけ柔らかに…そんな秋の日が増えたような気がしています。
写真を撮るにも心地よい季節ですね!
…などと言いつつも、私はコロナ緊急事態宣言下の自粛と、諸々の雑事に追われて週末は家の中で過ごしております。(泣)
10月以降の行動制限はどうなるのでしょう。気軽に安全に外出できる日を楽しみにしましょう…。
さて今日も、過去に大型カメラで撮影したネガをスキャンして貼りましょうか。
江戸川を越えると、かつての国境(くにざかい)を跨いだ心持ちになる。
少し歩くと、唐突にひどく造り物めいた景色が現れた。都市の周縁をつなぐ高速道路予定地の人工的な景観。
今ではすっかり道路も開通したという。書き直された地図の上では、私が立っていた場所を見つけることは出来なかった。
" 2015~2016年頃(詳しくは思い出せない), 市川 "
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学生時代より写真を撮るようになり、今や十余年が経ちました。
その中で、かつて何気なく訪れた場所が、時間の経過とともに大きく姿を変えたという経験も少なくありません。
それと同時に、撮影者である私が、仮託していたであろう「テーマらしきもの」や「美意識らしきもの」も、写真を見直してみると、どこか空回りをしていたように思えて、気恥ずかしさと郷愁を覚えることがあります。
現実の景色が変わり、またそれを撮った人間も変わりますが、「写真」はその変化があり得たこと、それ自体を教えてくれるメディアでもあると思います。年月を経て、はじめて感ずるものも、まだまだ有るのだと思い知らされます。
さて、また10月にお会いしましょう!
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