コミュニケーションとは

これほど、使いふるされた言葉はあるでしょうか。”コミュニケーション”

あなたは何故”コミュニケーション”を取るのでしょうか。仕事の場面をイメージして、考えてみたいと思います。

私の場合はプロジェクトリーダーをやっているので、コミュニケーションを取るときは、誰かに何かのアクションを取ってもらいたい場面が多いかもしれません。

では、この場合の”コミュニケーション”では、何が重要なんでしょうか。こう質問すると、”どう伝えるか”の手段を考える方が多いように思います。

思い出していただきたいのは、あの有名なメラビアンの法則です。コミュニケーションでは、伝える前にやらないとダメなことがたくさんあるのです。

特に重要だと考えているものを3つに絞るとすると、
1. 聞くこと
2. 協働すること
3. ロジカル

と、その全ての基礎になる、相手との関係性になります。

コミュニケーションは、相互のやりとりなので、相手の考えを聞くという作業を通じて、エンゲージメントを高めると良いと考えます。全て受け入れる必要はありませんが、受け止めることは必要です。

にしのあきひろさんも良く言っていますが、共に働くことで当事者になってもらうことで、自分ごとになり、エンゲージメントはさらに高まります。注意した方が良いのは、玉石混交になってしまい、結局何がやりたいのかわからなくなることは、避けるべきです。そうならないために必要なのは、グランドデザインになります。

そして、ようやく、伝えるフェースです。私の場合、海外の方とやりとりすることが多いので、世界の共通フレームである、ロジカルなコミュニケーションは必須となります。ただし、ロジカルで注意が必要なのは、まず、ロジカルでは人は動かないということと、完璧なロジックはそう存在しないということです。

#フェルマーの最終定理  という本の中に、数学の定理は、永遠に真である。科学理論は、この理論が正しい可能性は、極めて高い。ことは、言えるが常に小さな曖昧さを含むという趣旨の一文があります。ロジカルは必須のスキルだけども、完璧ではないことは併せて理解しておく必要があります。

何故ロジカルでは、人は動かないのか。何故本音が聞けないのか、何故協力してくれないのか。その場合、相手との関係性が理由であることが多いです。関係性かよくなければ、頭ではわかっていても、優先順位をあげてもらえないこともあるかもしれません。

これは、あくまで私の場合のコミュニケーションに対する考え方です。最後にいくつか、本文との関連性はさておいて、参考図書をつけたいと思います。みなさんも一度、コミュニケーションとは何か。考えてみる機会にしてください。

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