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感情に蓋をするのをやめたきっかけ

自分が、自分の感情に蓋をしていたことに
何十年も経って気づくことがあるなんて
思いもよらないことだった。


その時感じたことは
その時に出さないと、伝えないと
より拗れた状態で、同じような現実を再び創造すると気づいてからは、なるべくすぐに感情を出すようにしている。

方法は直接本人に対して伝えたり
書き出すことであったり。

とにかく、自分の身体から
一度"出す"ことにしている。


それは、カルマに似ているかもしれない。
気づいて自分が消化・昇華しておかないと
次の世代や来世に引き継がれてしまう。

その大きな気づきは
わたしの全身に、じんましんが出続ける
ということから、始まった。

元々、アトピー性皮膚炎もちで、蕁麻疹体質で20代のほとんどを抗アレルギー剤とともに生きていた。特に朝夕、温まるとぼこぼこと大きな蕁麻疹が出ていた。が、薬を飲みある程度経つと、すーっと引く感じだった。

しかしその大きな気づきの際は、20代の時とは異なるタイプの蕁麻疹で
全身の毛穴という毛穴から
毒素が出続けているという感じで
引くことが無かった。

もしかしたら、その頃飲みはじめたプロテインのせいかもと、やめてみたが、治らなかった。

その時に、いろんな人に言われた物事を試してみた。
家の片づけ、スピリチュアル的なこと、健康のこと、心と体のこと…

その全てが、わたしに
感情に蓋をしていると気づかせるためのストーリーで、それぞれの配役を用意して、学ばせてくれたのだと思う。

中でも響いたのが
「今まで何かを押さえつけてきたんじゃない?」という言葉。


それまで、全く自覚していなかったけれど
とにかく、自分の中でのルール・決め事を多く持っていた。

それは、子どもの頃の家族関係に端を発している。

父や母の姿をみて
「こうはなるまい」
と、決めたルールが多かった。
自分で、自分に勝手に課したルール。


「結婚したら、"女性"であることは、夫以外の人には見せないこと、"女性"であることを捨てること。一生添い遂げること。」

だから、わたしは結婚後
"女性"であるということを捨てた。
綺麗である自分、美しくある自分を捨てた。
一生添い遂げるのだから、必要ないと思っていた。


蕁麻疹が出始める少し前
わたしは、信頼している親友に誘われてアトピー性皮膚炎の人の助けになる基礎化粧品に出会う。
ネットワークビジネスの商品だった。

結婚し、出産してからというもの
金額が安い高いにかかわらず、何を買うにも
夫に相談し、許可を得て購入していたわたしが
事後報告で、そのネットワークビジネスを始め
まとまった金額の商品を購入する契約をした。

当時、専業主婦だったわたしは、これで稼ぐぞ!という気持ちもあった。
が、いま思えば
自分が美しくなることに、自分で許可を出した瞬間であったと思う。

これは、わたしが感情に蓋をするのをやめたきっかけストーリーの序章。

この後、わたしが、最も嫌悪していたことが起こる。
母をみて、絶対にしないと決めていたことが。


つづく。









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