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収入UPとともに生活水準を上げていては、お金は一生貯まらない。

★本日の参考書籍★
年収200万円からの貯金生活宣言

お金を貯めるには、先取り貯金をするといいという話をよく聞きます。ですが、それができる人が少ないから、皆さんお金に困っているんですよね。手取り収入が少なければなおのことです。


ただ、収入がある人のほうが貯金できる人なのかと言うと、そうではありません。収入に上がるにつれて、「すこしいい家に引っ越そう」「最新の家電、インテリアに買い替えよう」「いつもより多く収入が入ったから、高級店でご飯を食べよう」などをしていては、もちろん、お金は貯まっていきません。


本書ではお金を着実に貯めるためのノウハウが書かれています。いくつか、「これはいい!」というものをご紹介いたします。


と、その前に『まずはいくらを目指して貯金したらいいのか』ですよね。本書では月収の6~12カ月分とご紹介されています。突然のリストラなどで収入がゼロになってしまったときなどの、安心できる目安の貯金額としてはこのくらいになりそうです。


もちろん、あなたの状況(年齢、結婚の有無など)にもよりもますが、私の感覚としては毎月の消費額の6か月分程度あれば、安心感はあるのかなと思います。


雇用保険の失業給付もありますが、そちらだけで毎月の生活費を負担することは、家計以上に精神的に辛いと思いますので、安心できるくらいの蓄えはあったほうがいいと思います。


毎月の支出を把握する重要性についてはこちらの記事も参考にしてください。


それでは、お金を貯めるステップを3つ厳選してご紹介します!


◆お金を貯めるステップ◆

① 自分の性格とお金グセを知る。
② 無理なくできるお金習慣を考える。
③ 固定支出を疑ってみる。


① 自分の性格とお金グセを知る。

まずは自分がどんな時にお金を使ってしまうのかを考えてみましょう。一度しっかりと考えてみて、頭で理解するだけでもお金の使い方は変わってきます。


たとえば、

・休前日はお酒を買う。
・仕事帰りにコンビニに寄ってお菓子を買う。
・毎日ペットボトル飲料や缶コーヒーを買うことが習慣になっている。
・毎シーズン、服を買い足す。
・家では集中できないからとカフェで作業する。

このあたりでしょうか。他にもついついなあなただけのお金を使ってしまう癖はあると思います。まずはそれらを書き出してみましょう。


ですが、この行動を振り返ったときに、「やっぱり自分はダメだなぁ」と責める必要は一切ありません。まずは自分のお金グセを知るだけでOKです!


今までのことを後悔することと、未来にお金が貯まることに因果関係はないと考えた方が気持ちが楽です。


これからは、上記のように書き出した「自分だけのお金グセ」が発揮されたときにだけ、「いつ、いくら使ったのか」をメモしていつでも見えるようにスマホなどのメモに記録していってください。


記録するだけでも、お金の使い方は変わってきますし、2,3カ月も記録する頃には、お金の使い方に対する意識が変わります!


② 無理なくできるお金習慣を考える。

次に、お金に関わる習慣として、無理なく続けることができることを考えてみましょう。


大切なのは「無理なく」という点で、継続することで精神的に辛いようなことはしなくてもいいと思います。あなたの出来る範囲で、「これくらいなら続けられるかも」ということを挙げてみましょう。


たとえば、

・1週間に2回だけ水筒にお茶を入れて出社する。
・1カ月の外食の回数を、1回減らしてみる。
・カフェに行く代わりに、ちょっといいコーヒーを家で飲む。
・本は新書ではなく電子書籍や中古本も買ってみる。
・お菓子を食べない曜日を決める。

このくらいですかね。他にもたくさんあると思いますので、ぜひ考えてみてください。


繰り返しになりますが、大切なのは「無理なく」できることです。貯金ができない人は、継続が苦手な人、自制心が強くない人だと思います。


ですが、「継続が苦手な人、自制心が強くない人だから貯金できない」ではなく、「継続が苦手な人、自制心が強くない人でもできることを考える」。こちらに考え方を切り替えてください。


最初は、他の人にとっては簡単そうに見えることから始めるくらいが丁度いいんです。大きな貯金の効果を発揮する行動ではなくても、小さな成功体験を積み重ねることが、他の人には簡単に真似できないほどの継続力となっていくんです。


「1日1回本を開く」という習慣からスタートした私も、「毎月20冊の読書」という習慣が身についただけではなく、それ以上に、【継続力そのもの】が身についたと思います。


学生時代、高頻度で飲んでいたお酒も1カ月で5日程度、お菓子にいたっては、3カ月に1回くらいしか買わなくなりました。


まずはあなたが「無理なく」できることから始めてみましょう!


③ 固定支出を疑ってみる。

最後は、「固定支出を疑ってみる。」です。固定支出とは、家賃や水道光熱費、保険料、自動車維持費、サブスクリプションサービス(Amazon Prime、Netflixなど)です。毎月一定額かかる費用と考えてください。


本書では「生活をむしばむ固定費ワースト10」と題してご紹介されていますのでそちらを引用します。

〇無駄な会話やメールのもととなる携帯電話代
〇意味のない飲み会の交際費
〇ぜいたくなまでの食費
〇保障内容も知らない高額な生命保険料
〇不健康のもととなるタバコ・お酒などの嗜好品
〇近所をうろつくための車のローン・ガソリン代
〇意味のない飲み会の帰りのタクシー代
〇毎日の高カロリーな外食ランチ
〇自分の口座なのにおろすたびに引かれるATM手数料
〇惰性で買う雑誌やマンガ

書籍:年収200万円からの貯金生活宣言


個人的には「固定支出なのか?」と疑問に思う項目もありますが、要は、生活を圧迫する要因となり得る支出項目です。


携帯電話代金は、格安SIMを検討してみる。保険料金は公的保険と補償内容をもう一度調べてみる。など改めて見直してみてみましょう。


どれか1項目でも実践できれば、確実に家計がラクになります。


最後に。

人間は、お金があれば使いたいし楽しみたい、ラクをしたいと思う生き物です。貯金をする目的を明確にしないと、ラクなほうに流れていきます。まずは「なんのために貯めるのか」を自分の頭で考えることが大切です。


ただ、なんでもかんでもお金を使わないようにするのでは、人としての魅力や信頼を失いかねません。大切なのはバランスです。「あなたが無理なく続けることができる」という軸でこの『バランス』を取っていってほしいです。


★本日の参考書籍★
年収200万円からの貯金生活宣言


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