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失格の結論

すべてを考え、悩み、答えを出そうとするのは、あまりにも諦めが悪い。
答えを出すとは、どういうことか?
これは条件に沿って単純化する作業とも言えなくない。
もし世界はシンプルに表せると思っている人がいたなら申し訳ないが、わたしは単純化の末路がそう面白いとは思わない。
複雑は捉えられない。いや正しくは、人間の処理能力をゆうに圧倒してしまうもの。
そういうものに直面したとき、ついつい何かを考えてしまう人には「受け入れる土台」がほぼない。
社会悪に目聡い人ほど、幸せに気づくのが遅いのかも知れない。
感じたままに受け入れる力は、無条件の幸せと繋がる。終わる時は終わるし、始まる時は始まる。
死に欲はない。ただ最期、
「あ、死か。そういうもんか」
って思って死ねたら、わたしは十分だ。
複雑なものを複雑と捉える。
単純なものを単純と捉える。
とくに無知の場では、無闇に結論を出すことも、熟考して新発想にたどり着くのも、諦めたほうがいい。
そしてその無知の場を、すばやく見抜く力を持っていれば他には何もいらない。

これは読者へ向けてというより、私自身への戒めとして書いている。
ここまで読んでくれてありがとう。いつも励みになっています。

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