発汗恐怖との出会い。

私が悩んでいる発汗恐怖と就活恐怖のうち、今回は発汗のみについて語っていきます。
 
私が初めて汗のことを恥ずかしいと感じたのは、中学一年生の時です。
電車で通学中、小学生の時の塾友達だった女の子にバッタリ出会った時に起きました。
最初の数分は普通に話すことができていました。
しかし、中学から男子校に通っていた私は、女子と二人きりで電車の中で話しているというシチュエーションを異常に意識してしまって緊張し始めてしまいました。
少しずつ頭から汗をかき始め、だんだん不安になっていきました。
 
“汗に気がついたら、嫌な顔をされるのかな”、 “今、周りの人につきあっていると思われているのかな”、“同じ学校の人に見られたらどうしよう”とか考えていたと思います。
そんなことを思っているうちに、どんどん汗が額から出てきて、彼女や周りの目線を気にすれば気にするほど止まらなくなりました。
このあと自分が、どう行動したのかは正直よく覚えていないのです。
私が覚えている限り、これが一番最初の多汗症の記憶であり、頭部多汗症との長い闘いとの始まりでもありました。
 
 
それからというものの、女子と話すことに恐怖を感じ始めました。
“緊張して汗をかいてしまったらどうしよう”そんな考えに囚われていました。
幸いなことに、自分が通っていた学校が男子校であったため、女子と話す機会はありませんでした。
 
しかし、女子と話すことだけではなく、それ以外のシチュエーションでも汗をかくことに恐怖を覚えるようになりました。
発汗恐怖の始まりでした。
私の場合は、頭部からの汗が止まらなくなってしまう、頭部多汗症というものです。
 
次回は、頭部多汗症のことについて話していきたいと思っています。
 

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