![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/132986534/rectangle_large_type_2_d1ce0b95a8189e3d9ca2fcb246ebbb85.png?width=1200)
うまく言えない!?モヤモヤの原因は言語化【要約物語】
![](https://assets.st-note.com/img/1709619003900-59BRoI9hWZ.png?width=1200)
帰宅し一人ため息をつくアン。
23歳、初の社会人。
アンは営業職の仕事に就いた。
しかし、上司とうまく噛み合わない。
「はぁ、大学のときは友達と普通に話せたのにな。」
今日も上司から言われることは一緒。
「もっとちゃんと説明しろ!」
「ちゃんとって何?だったらちゃんと聞けってーの!」
文句を言いながら父の書斎に行くアン。
「お父さん、今日もお願いします!」
書斎で一冊の本が輝き出す。
「今日はこの本ね。」
アンが悩んだ時、父の書物が光り輝く。
悩んだときは父の本を読む。
それがアンの日課となっていた。
「『うまく言葉にできないがなくなる 言語化大全』
何だか読みやすそうな本!」
今日はどのような知識が手に入るのか。
悩んでいるはずなのにどこが楽しげな様子のアン。
そっと本を開けると
いつも通り本には父の要約紙と手紙が挟まっていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1709620214629-nDAIXSNPyP.png?width=1200)
要約『うまく言葉にできないがなくなる言語化大全』
結論から言います。
あなたがモヤモヤしている原因。
それはあなたが「言語化」できていないから。
「言語化」できれば人生が変わる。
言語化力を手に入れることで日常も未来も過去も変わっていきます。
言語化力の定義
頭の中にある考えや情報を的確に言葉にし、相手に分かりやすく伝える力
言語化力がない人
△仕事が滞り評価されない
△毎日人間関係に疲れ自信をなくす
↓
言語化力がある人
◎仕事がはかどり評価される
◎毎日人間関係が良好で自信がみなぎる
なぜそれほどまでに人生が好転するのか?
その理由は「自分でも知らなかった本当の自分」を言葉で可視化できるからです。
人生はあなたの言葉でできています。
あなたの体があなたの食べたものでできているように。
この学びがおわる時、あなたは本当の自分と出会い納得した人生を歩めるになるでしょう。
言語化とは?【言葉の解像度】
![](https://assets.st-note.com/img/1709620403651-j1drSxaI5s.png?width=1200)
早速ですが問題です。
以下の報告メール。NG例とOK例。
違いは何でしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1709616814164-9rCvlzxj97.png?width=1200)
答えです。
違いは「解像度」が高いこと。
解像度が高いと細部までくっきりと見え鮮明な画像になります。
自分と相手とが受け取ることにズレも減ります。
誤解も生まれにくくなります。
では、どうすれば解像度の高い言語化ができるのでしょうか。
解像度①【5W3H】
![](https://assets.st-note.com/img/1709620549453-QgGe3Pfw2w.png?width=1200)
解像度を高めるためには5W3Hを使います。
5W3H
•When:いつ?(期限・日程・時間)
•Where:どこ?(場所)
•Who:誰が?誰に?(担当・役割・対象)
•What:何?(目的・目標・用件)
•Why:なぜ?(目的・理由・原因?)
•How:どのように?(手段・方法)
•How many:どのくらい?(程度・数量)
•How much:いくら?(価格・費用)
言語化において大切なのは「何を言うか」。
そのためにまず何を言いたいのかを整理することが大切です。
![](https://assets.st-note.com/img/1709617103555-z8nzX8Q8wO.png?width=1200)
報告メールのOK例は具体的に整理された内容になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1709617224295-UBG2JWWEWa.png?width=1200)
解像度②【ざっくり→なぜ?例えば?】
![](https://assets.st-note.com/img/1709620593128-auUjwYHx74.png?width=1200)
解像度を高める二つ目の手段。
「ざっくり一言→なぜ?例えば?」メソッドです。
最初に思いついたざっくりな感想から、「なぜ」と「例えば」を使って自問自答し、意見や考え方を具体化していく方法です。
(「それおいしい?」意見感想きかれたとき)
あなたの頭の中には、何かしら答えが思い浮かびます。
ざっくりと「おいしい」。。。
それでOKです。
まずはその言葉をキャッチします。
始めの「ざっくり一言」です。
スタート「おいしい!」
このざっくり一言は具体化のスタート地点とゴール地点です。
スタート「おいしい!」
↓
( 中身 )
↓
ゴール「おいしい!」
中身は後から考えます。
初めと終わりが「ざっくり」
↓
中身をあとから埋めるというイメージをもちましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1709617511688-xi8RIThfDQ.png?width=1200)
ざっくりから「なぜ→例えば」のプロセスを経て思考が深まります。
スタートとゴールが同じざっくり一言。
間を徐々に具体化情報で埋まることで解像度が高まります。
スタート「おいしい!」
↓
☑︎なぜ?
「とても濃厚だから!」
☑︎たとえば?
「味がこってりしている」
「豚骨のまろやかさ」
「チャーシューがとろける」
↓
ゴール「おいしい!」
スタートとゴールの間の情報密度をいかに高めていけるかが鍵です。
![](https://assets.st-note.com/img/1709617740660-dqldM4xeKw.png?width=1200)
解像度③【思考の物差し】
![](https://assets.st-note.com/img/1709620636975-iZKR4FM2qe.png?width=1200)
なぜ?例えば?に更に「思考の物差し」を入れることで、解像度は高められます。
☑︎思考の物差し①メリットデメリット
自分・相手・社会全体などいろいろな視点から考えられる手法です。
多角的に考えられる人として評価されます。
☑︎思考の物差し②Before After
時間軸で比較します。
「過去と現在」「今と未来」を比較したりすることで、変化を相手がイメージしやすい形で伝えます。
☑︎思考の物差し③類似点相違点
比較する対象を見つけて、類似、相違点を考えます。
「~と似ているところは?違うところは?」と 自問自答します。
さきほどのラーメンに思考のものさしを入れてみます。
スタート「おいしい!」
↓
なぜ?「とても濃厚だから!」
たとえば?「味がこってりしている・豚骨のまろやかさ・チャーシューがとろける」
↓
①【メリットデメリット】
○豚骨のコラーゲンで肌にも良い効果
×値段が少し高い
↓
②【Before After】
Before:食べる前は期待していなかったが
After:食べた瞬間ラーメンのイメージが変わった
↓
③【類似点相違点】
類似点:濃いめの豚骨味は他にもある
相違点:健康にも良い、誰にでも入りやすいお店はあまりない
↓
ゴール「おいしい!」
ざっくりの間をぎっしり埋めていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709618072416-Ni3bbkh3nv.png?width=1200)
①5W3H
②ざっくりメソッド
③思考のものさし
をつかって解像度を高めていきました。
これらの手法は「何を伝えるか」を重視したものです。
さらに「どのように伝えるか」もこの本には載っています。
あなたが使いやすい手法で言語化を深めましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1709620720333-7mB4zKl6zD.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1709618768534-FLZqRvoWdR.png?width=1200)
要約と父のメモを読み終えたアン。
「言語化かぁ。確かに私、上手く部長に伝えられてなかったかも。
それにしてもお父さんも不器用だなんて、
きっと上司に叱られていたんだろうなぁ。」
本を読むことで父の存在を身近に感じられるアン。
「よし、明日は言語化を試してみよう!」
新たな学びを得て、
いつしか悩みは挑戦へと変わっていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1709621194675-h5Cl91AjzS.png?width=1200)
【あとがき】
「あのとき、あ〜言えば良かったぁ。」
私はよく後から後悔します。
だから、会話よりもこうやって確かめながら書けるnoteの方が私には合っているのかなと思っています😅
しかし言語化の勉強をすることで書くも話すも何だか自分を表現しやすくなっている気もします。
言語化の本はたくさんあるのでよろしければみなさんもお好きな本を手に取ってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?