「学びの多様化学校」を広めたい!目標は?
学びの多様化学校は現在32校あります。
文部科学省によると、小中高を含め2027年までに全都道府県への設置、将来的には300校の設置を目指しているそうです。
数を増やすこともそうですが、多様化学校の普及には、その意義を宣伝することが不可欠です。
今回開かれたシンポジウムから学びの多様化学校の意義について考えていきたいと思います。
意義①メンタルのゼロベース回復
「子供たちが行きたくなる学校づくり」シンポジウムが宮城県で開催されました。
その中で「学びの多様化学校」の特色や取り組みが紹介されました。
・学び直しの時間や体験活動など、特色あるカリキュラム
・日々子供たちと向き合う中での経験
が共有されました。
。。。最初は会話が成り立たない。
入学時、子どもたちの心はマイナスからスタートしています。
この状態で
「勉強しなさい」
「きちんとしなさい」
と言っても全く効果がありません。
マイナスにいくらプラス正論をかけてもマイナスです。
だからこそ先生たちは言います。
話しかけて、あとは受け止めたということです。
マイナスからまずはゼロベースにもどることが最優先されるわけですね。
すると、生徒たちから要望が聞けるようになりました。
意義②子どもの本音傾聴
少し時間がたつと、生徒たちから話してくれるようになりました。
その上で先生たちに要求をしてくれました。
生徒たちの要望
☑︎子供たちの話を最後まで聞いてほしい
☑︎ネガティブな言葉をポジティブに変えて返してほしい
☑︎自分で決めることが大切だという問い掛けをしてほしい
きっと今まで反対の経験をしていたのだと思います。
先生が子どもと向きあうことで、生徒も自身と向き合うきっかけになったのだと思います。
意義③自己決定の増加
自分の希望を話せることが立ち直りの一歩です。
先生は「無理しなくていい」「自分で決めていい」という姿勢を大切にし、安心して学べる環境を提供しました。
その結果、生徒たちが自ら選択し「決定する機会」が増え、成果が上がっていると報告されています。
以上、学びの多様化学校の意義を
①メンタルの回復
②子どもの本音
③自己決定
から整理しました。
シンポジウムでは最後にこう締めくくられました。
「子供に寄り添うことは、その子のことを丸ごと受け入れることだ。私たちがこれを実践してきたことで、子供たちの心にエネルギーがたまり、変化が起きているのではないかと感じる。」
寄り添う=丸ごと受け入れる
一人ひとりの子どもに寄り添える学びの多様化学校。
今後どのように普及していくのでしょうか。
私は、こう思います。
不登校だけでなく、一般的な通学の選択肢として拡大してほしい!
そうすれば更に普及、発展していけます。
目指すは、、、
公立中学校数と同等の「10000校」!!
そのために私ができることを考えていきたいと思います。
最後までご覧くださりありがとうございました。
参考
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