50 : 50
[ SSD ]※ 同じものを見ていても、見る人によって全く違うように感じるものです。自分の見方が全てではないというお話です。
最近は少なくなったようですが、この時期に会社の暑気払いなど飲み会が催されることもあるかと思います。
そんな飲み会の席で、自分のグラスのビールが半分になったとします。すると妙に気を回す人が隣にいて「どうぞ」と注ごうとします。この人は「半分しかないから」と思って注ごうとしています。飲み会で後輩はグラスに飲み物が半分なったら注がないと気が利かない奴だと思われると、大学や会社の先輩に指導された方も多いと思います。
ところが「まだ半分もある」と思ったら、「いや、まだ大丈夫」と断ります。すると「遠慮なさらずに、どうぞ、どうぞ」と。飲み会あるあるの光景です。
ここでSSD発動です。
事実はグラスに半分のビールです。これを「もう半分」と捉えるか「まだ半分」と捉えるか・・・
お酒が大好きな人なら「ありがとう」と遠慮なく注いでもらうことでしょう。そしてこの注いでくれようとした人に「気の効く人だなぁ」と。
ところがお酒が苦手な人には「いや、まだまだ」と、「妙な気を遣わなくて良いのに」と、相手の心持ちは真逆です。
よくTPOをわきまえろと言われます。
Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)
その場に相応しい立ち居振る舞いが大切だということですが、それだけではなく、その時の相手の気持ちを慮る意味で「Sympathy = 同感、共感」もしくは「Consideration = 思いやり」が求められる気がします。
先輩から教えられたから、ただその通りにするのではなく、自分の頭で考えたうえで、相手に対しての気遣いができれば上等です。
事実をどう捉えるかは人により様々だということを踏まえて、さらに気遣いも程よいバランスで身につけていくことが肝要だということで。
50 : 50 という、どっちもありということを意識したいものです。
飲み過ぎにはご注意いただくのは当然ですが(苦笑)、仲間との談笑を交えて冷たい飲み物で喉を潤して、適度にリフレッシュしながら酷暑を乗り切りましょう。
※SSDとは・・・こちらで語っています。
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