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【名盤伝説】 ”Michael Ruff / Girl Like You” 優しさに溢れるボイスが魅力のメロディ・メーカー。キャリアベストの作品集。
MASTER PIECE US出身のソングライターマイケル・ラフが1996年にリリースしたコンピレーションアルバム『Girl Like You』です。
ラフは西海岸でボズ・スキャッグス、ディオンヌ・ワーウィックなどとの活動の後に、リッキー・リー・ジョーンズのミュージカル・ディレクターを務めたり、チャカ・カーンのバンドメンバーとして来日したりするなど、幅広いジャンルで才能を発揮していました。
1984年に1stアルバム『Once in a Lifetime』をリリース。物優しいボーカル・スタイルと印象的なメロディラインが日本のAORファンには好評を博しました。
本国での評判はさっぱりでしたが、そのまま裏方で終わるものかとコンスタントにアルバムを制作していきます。1988年にはフランスのレーベルから、続いて1993年にはLAのオーディオマニア向けの録音を売り物としていたSheffield Labからアルバムをリリースします。
その後Michael Ruff Band名義やライブ盤、ミニアルバムなどコンスタントに作品をリリースしています。いずれも佳作揃いの好盤ではあるものの、同じような曲の再演やら、正直優しすぎるボーカル・スタイルなど、個人的には今一つでした。
そんな中で、この『Gilr Like …』は、一転タイトなリズムに乗せて、ラフの特徴的なメロディラインが活きる好盤に仕上がっています。こんなアルバムを待っていた!ということで。
![](https://assets.st-note.com/img/1712631595990-YaLvg45Plt.jpg)
収録曲
M1 Shake A Little
M2 Girl Like You
M3 You Walk Away
M4 Talking To Myself
M5 I´d Still Be Loving You
M6 More Than You´ll Ever Know
M7 Be So Shy
M8 That´s Not Me
M9 Cry on My Shoulder
M10 Treat Me Like a Child
全て既出のコンピレーションです。彼の歴史を振り返る意味でも、とりあえず聞くならこのアルバムかなと思います。
M6のバージョン違いで1stに収録され、何度も再録されている代表曲です。
M8のバージョン違い。このテンポの良さが心地良いです。
そしてYouTube にはMIという音楽専門学生向け?のライブビデオがアップされていました。日本では中々見られないラフの貴重なライブパフォーマンス。彼の良さが伝わると思います。
このCDは、密林でもかろうじて国内店のマーケットプレイスでそれなりの価格で購入できそうです。オリジナル盤を残せないなら、せめてコンピだけでも正規盤で残しておいてほしいなと思いますが・・・。
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