2人目あるある　生まれた頃のアルバムは自分で作った

私は次女。
あるあるだが2人目なので子供の頃の写真が少ない。

それににひきかえ姉のアルバムは豪華だ。
生まれた頃からの写真が丁寧にレイアウトも考えて貼られている。
昔なのでのりで直接貼るタイプの赤いアルバムだ。
モノクロでとてもたくさんある。
父がカメラ好きだったのでけっこういいものがある。
しかもどのページにも挿絵まである。
知り合いの絵描きさんが描いてくれたらしい。
この挿絵がまた素敵で、墨でささっと描いてある。
筆の流れや濃淡がとても滑らかだ。

姉が階段に人形と並んで座ってトマトを食べている写真の横に同じようにトマトを食べている子供の絵があってかわいい。
私は姉のこのアルバムを見るのが好きだった。
まるで絵本や童話を見ているようだった。

さて私のはといえば…。

中学生の時
「私のアルバムってあるん？」
と聞くと、
「あ、ごめーん、作ろうと思っててんけどなあ。押入れかどっかにあるわあ。」
と母の返事。

その時は探す気もなかったのだが高校生の時に部屋の整理をしていてたまたま見つけた。

姉のと同じような古い赤いアルバムだ！
なにやら少し膨らんでいるので開けてみると何枚かの写真がごそっとかためて一番前に挟んであった。
母の言っていた通りだ。
やれやれ、と思いながら一枚一枚眺めた。
若い父母と、小さな姉、そして生まれてまだまもない私がいる。
当然覚えてないので懐かしいという感情はないが、せっかくなので自分でアルバムを作ることにした。

あっという間に完了。
3ページくらいで乳幼児の頃の写真は終わった。

私のアルバムは4ページ目から中学生だ。
それを見た人はみんな笑う。