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明日も今日と変わらず生きてるっておもってる? そんなんわからへんよ? いつどーなるか。

こんにちは!

今日も元気です。

普段、カレンダーと関係ない生活をしているので、
今市役所に来たのですが
閉まっていることで
今日は祭日だと気付き、ずっこけている福家です。


さて。

私はとても元気です。
身体の不調も今のところはありません。

ですが。
明日も今日と同じとは限りません。

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谷川俊太郎さんが好きです。


ふくらはぎ

俺がおととい死んだので
友だちが黒い服を着こんで集まってきた
驚いたことにおいおい泣いているあいつは
生前俺が電話にも出なかった男
まっ白なベンツに乗ってやってきた
俺はおとつい死んだのに
世界は滅びる気配もない
坊主の袈裟はきらきらと冬の陽に輝いて
隣家の小五は俺のパソコンをいたずらしてる
おや線香ってこんなにいい匂いだったのか
俺はおとつい死んだから
もう今日に何の意味もない
おかげで意味じゃないものがよく分る
もっとしつこく触っておけばよかったなあ
あのひとのふくらはぎに

谷川俊太郎
「詩を贈ろうとすることば」より

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「もっとしつこく触っておけばよかったなあ」

死ぬ時に、
全く後悔がない人なんて
いないのかもしれないけれど、


出来る限りは
少なくしたい。

一昨年までの私のまま
もし死んでたら。

この世に未練がありすぎただろうなぁ。

私はこうして今生きていますが、
どうなるか分かりませんよね。

生きるつもりでいても、
もらい事故にある会うことだってあるし何が起こるかわからないです。

そうなったときに、
あれをやっとけばよかったと言うふうに思いたくないです。

自分の周りもそうです。


大好きだった人が突然いなくなるって言うこともあります。
何の前触れもなく。
前触れがあったとしても、
生きていてほしいと願うので
その人がいなくなってしまったことの時の事はきっとリアルに考えたりしないんじゃないかなぁと思います。

人は
必ず
死ぬ。


これは、絶対と言うものは存在しない世の中において
唯一絶対的な事実です。

私は死に直面したことがあります。
多分あれが
私を決定的に変えてくれたと思います。

それを教えてくれるために、
あの出来事があったんだなぁと
今ならわかります。

今日と言う日を無事終えて、
明日また目覚める事は当たり前ではない。
そのことを常に意識しながら、
今日もまた、今日という日を過ごしたいと思っています。