見出し画像

#06【設計事務所】私の仕事環境

こじんまり一人で仕事をしている独立4年目の設計事務所。そんな私の仕事環境について解説しようと思う。

自宅兼事務所

仕事場は広い方がいい。本やカタログを収納する大きな本棚も欲しいし、模型を作ったり作業や人を呼んで打ち合わせをするような大きなテーブルも欲しい。しかし、費用対効果という意味で本当に必要か?と問われると、今の自分にはそこまで必要じゃない。

どんなに小さなテナント(アパートでも)を借りたとしても毎月それだけのために色々な経費がかかってくる(家賃や敷金、光熱費、ネット環境、駐車場など)。会社の規模を大きくしたいわけでもないので今はそんなに広さは必要ない。そのため、自宅の六畳一間を仕事部屋にしてそこに篭って仕事をしているというわけだ。

自宅兼事務所のメリットとしては、仕事場に行くまでの移動時間がかからないこと。妻が毎日ご飯を用意してくれるので、ご飯の時間ギリギリまで仕事をしていられることなどが挙げられる。

逆にデメリットとしては、いつまででも仕事ができてしまうので仕事と生活のメリハリが無くなってしまうこと。気分転換を意識的に入れてかないとどうも行き詰まってしまう場面があるということだ。だから週に1度はサウナに行ったり、ジムに通ったりして気分転換している(これについてはまた別の記事にしようと思う)。

固定電話・FAXなし


一般的には事務所にはコピー機とFAXの複合機が置いてあるイメージかもしれない。私の場合、連絡のやり取りは携帯電話を使っているし、FAXが必要になる場面は基本的にない。あるとすれば確認申請を提出した時に「質疑をFAXで送るから番号教えてください」と言われた時ぐらいだが、FAXがなければメールでやりとりできるので全く問題ない。

悩みの種としては、コピー機がレーザーではなくインクジェットであること。やはり仕上がりの綺麗さはレーザーには敵わないのだが、それも果たして本当に必要か?と問われればNoだ。今は図面のチェックはほとんどがiPadを使って行っているので、基本的にはできる限りのペーパーレスで仕事をするように心がけている。月額でコピー機屋さんと契約して数千〜数万円もの固定費を支払うのは非常にもったいない。そもそも場所が狭いので置く場所の問題もある。今はA3サイズが出力できるインクジェットプリンターで事足りている。

ちなみに、インクジェットプリンターに使うインクは多少ランニングコストが高くつくが、純正のものを買うようにしている。当初は経費削減のためにサードパーティー製の商品を使っていた。どうも細い線や小さな文字が滲むなぁと思っていた。まぁインクジェットってこんなもんだよなと思っていた。

しかしとある機会に純正のインクを買わざるを得ない場面があり(急いでてすぐ手に入れたかった)、その時久しぶりに純正のインクを使ったらめちゃめちゃ綺麗にプリントできたのだった(とはいえレーザーには劣る)。ケチるところではない。どんなに純正インクが高くてもレーザープリンターを導入するよりは遥かに安いのだから。

シュレッダー
ペーパーレス化しているとはいえ、紙は0にはならない。基本的に図面や資料は外に漏れてはいけない情報なので、仕事関係の紙をそのまま捨てることはない。必ずシュレッダーで細かくしてから紙ゴミとして捨てている。

ちなみに、今使っているプリンターとシュレッダーは同じタイミングで購入したのだが、どちらも色は黒。仕事部屋のインテリアにはこだわっていたので、機能とデザインのバランスをすごく考えて購入した。参考までに実際に使っている機器を紹介する。

インクジェットプリンター
TR9530 / CANON
https://cweb.canon.jp/pixus/lineup/a3-allinone/tr9530/

シュレッダー
KPSX80D / KOKUYO
https://www.yodobashi.com/product/100000001001075431/

プリンターはA3がプリントできることが条件で探した。スキャンはA4までなのが残念だが、実際スキャンできなくて本当に困ったことはない。どうしてもスキャンしたい時はコンビニに駆け込めばいいのだ。どうってことはない。

デスクトップパソコン


独立前に大枚叩いて買ったのはMOUSE COMPUTERのDAIVというモデル。当初は動画編集にも耐えうる性能を求めていたので、グラボは結構いいのを積んでいる。それが功を奏し、その後CG制作でも力を発揮してくれているので非常に助かっている。

ノートパソコン


Mac Book Air  M1 2020年モデルの13.3インチを使っている。Macを使うと、どうもWindowsのデメリットに目が行きがちだ。なんでこんなこともできないの?MacならすぐできるのにってことがWindowsでは簡単にできなかったりする。だからWindowsとMacは作業によって使い分けている。

大きな画面で作業したい時、特に図面作成や動画編集はPCの性能が求められるためデスクトップのWindowsでの作業が基本となる。そして今やっているような記事を書いたり、簡単な調べ物だったりどこか場所を変えて仕事をしたい時はMacの出番となる。特に文字の打ち込みはMacの方がストレスがない。

iPad


本当は仕事で使うつもりがなかったiPadが、以外に活躍してくれている(確か一番安いやつを買った)。進行中プロジェクトのデータ管理はDropbox(Basic)を使っている。基本的に終わったプロジェクトのデータは削除しているので無料プランのBasicで事足りている(ここでも固定費をかけない心がけ)。デバイス3台まではリンク可能なので、デスクトップ、Mac、そしてiPad上で同じフォルダを行き来することができる。

図面にチェックして誰かにデータを送りたい時などは、DropboxからGoodNotesというアプリにデータを取り込み、Apple Pencilで書き込み、それを書き出し(AirdropでMacへ)、誰かへそのままメールを送るという流れだ。
https://www.goodnotes.com

まとめ


というわけで、基本的には作業性や効率を考えて要るか要らないかを判断しているが、本当に必要でなければ基本的に買わないというスタンスだ。特に固定費はかけないということに関しては徹底しているかもしれない。ちょっとしたことの積み重ねで自分の首を絞めることになるかもしれないのだ。どうせお金を使うなら、自分や家族にとって有意義なことに対して使いたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?