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身近にプロフェッショナル

またまた次女の1歳の誕生日にまつわる話しです。

(前回の日記はこちら)


近所のフランス料理屋にランチのテイクアウトをお願いしました。
こじんまりとした店内にはカウンター席3つと、テーブル席が2つ。
お年は召されてはいますが、まだまだ現役な御主人。
以前父の誕生日を祝う際にもお世話になりました。そこまで高くもないですし、我が家では、「祝い事の際はこのお店!」という流れが出来上がりつつあります。

1歳の誕生日で、予算はこれぐらいでというやり取りをしているうちに、だんだん御主人の方がノッてきます。
「おめでとうございます!」
「魚も肉も両方入れちゃいます!」
「ケーキもあった方が良いですね!」

まだ何にも言ってないのに…。
親の私より祝おうとしてくれちゃってます。

これがプロです。

予約の時間にランチを受け取りに訪れるとまだ準備している様子。御主人の指示が店に響き渡ります。
「このオードブルはお皿に盛り付けた方が絶対にきれいなんだから!プラスチックの容器じゃダメだ!」
「(私に対して)すみませんが、少々お待ちくださいね。ケーキは分けやすいように四角にしておきました。やはりお皿に…」
「ホイルで屋根作ってからラップを被せるんだよ!(ケーキに)ラップがくっついちゃうから!」

御主人のこだわりと全力感が、この一コマを見ただけでも伝わってきました。
初心を思い出させてくれる御主人の仕事振り。

これがプロです。

私も気持ちを改めて日々の業務に努めようと思いました。

魚はふわふわ、お肉もやわらかく、とても美味しいのです。世代を越えてお世話になっている隠れた名店が、ここにあります。



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