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認知症の母 今度はエアコンクリーニングを発注…

 昨日実家を訪れたら、食卓の上にメモ書きがありました。
チラシの裏面に「便利屋〇〇〇 ○○(業者の氏名) 電話番号表面 16日午後」とメモがしてあり、表面は便利屋の「エアコンクリーニング節電応援キャンペーン」のチラシでした。

 その便利屋に連絡すると、母は16日の午後にエアコンクリーニングの予約をしており、一昨日にエアコンの下見を済ませていました。母はポストに投函されたチラシを見て、電話をしたようです。
 マンションのポストに投函されるチラシは、かなり怪しい業者のものも沢山あるのですが、母は認知症になる前からそれらを保管し、安易に連絡をとってしまいます。不用品回収、葬式、リフォーム等、よりによって行政が悪徳業者に注意を呼び掛けてる業界のものばかり…。ここ数年は実家に行く度に、必ずそれらのチラシを廃棄するようにしていました。今回は処分する前に電話をかけていました。

 予約をキャンセルしたいと業者に伝えたところ、下見でエアコンがかなり汚れているのがわかったのでした方が良いと言われましたが、私が必ず立ち会うようにしているのに母が勝手に予約したので取り消します、と伝えました。良心的な業者だったかもしれませんが、事前に大丈夫な業者か調べもしないまま、クリーニングのお願いはできません。下見に来ていただいたのにごめんなさい。

 母は留守電を聞かずに電話に出て、玄関のチャイムが鳴れば覗き窓から誰かも確認せずにドアを開けてしまいます。先日は母に事前に知らせてなかった東京ガスの工事と契約が、予定より早く来てしまい、私が立ち会う予定だったのに到着した時には、工事業者が帰った後だったことがありました。
 工事の予約をする際に、母が認知症なので私が立ち会う旨きちんと伝えてましたが、その情報は業者に伝わっておらず、契約には母がサインをしていました。母はめずらしく業者が来たことは覚えてましたが、工事の内容も契約をした事も忘れてました。東京ガスの正式な工事だったから良かったものの、怪しい業者が訪ねてきても同様に対応する可能性は大…。不安に思っていた矢先に今回のことがあり、非常に大きな不安に襲われました。

 2ヶ月前には新聞の折り込みチラシを見て、百貨店で17万円の指輪を購入しています。精神的にどっと疲れ、母のこういうことの尻ぬぐいはもうしたくない、と強く感じました。昨日はついつい深酒し、今日は二日酔いで調子が悪いです。持ち帰った仕事は遅々として進まず、私の生活が悪循環に陥りました。
 心不全が悪化し、今は調子が悪いはずなのに、なんでこういうことをしでかすのか、母を施設に入れてしまいたい、本気で考え始めました。

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