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あなたのコルカタ

曖昧な記憶で申しありませんが
ノーベル平和賞をもらった修道女の
マザーテレサという方がいらっしゃいます。

インドのガンジス川のほとりの
コルカタ(カルカッタ)に
貧困や病気で死を迎える人々のために
「死を待つ人々の家」という
ホスピスを立てました。

そのマザーテレサが
日本に来日された時に
ある日本人の方が
「私もコルカタ(カルカッタ)で
マザー(テレサ)のお手伝いをしたい」
と申し出たのでした。

それに対しての
マザーテレサの答えは
「まずはあなたのコルカタで
頑張ってください」と
言われたそうです。

あなたのコルカタ(カルカッタ)とはどこでしょう?

戦争や災害をテレビなどで私たちは見ます。
すると現地でのボランティアなどの
情報も流れます。
大抵の私たちは
そこには行けません。現実的に・・・。

では、私たちは何もできないのでしょうか?
何の力にもなれないのでしょうか?
そこで、マザーの言葉が活きてきます。

あなたのコルカタはどこですか?
あなたの大切な家族、友人などで困っている人はいらっしゃいませんか?
あなたの生活で困ったことはありませんか?

あなたがまずすべきことは
遠くを知って(テレビを見て)嘆くことだけではないと思います。

渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」という著書があります。

あなたのいる今の場所は(あなたのコルカタは)
日当たりが良く花が咲ける環境でしょうか?

もし良く咲けない。環境が良くない。
とお思いになるなら、そこからがスタートです。

そんなことは気にしない。戦争の地域が気になる。ということは正にその通りです。
しかし、あなたの周りで困っていること
揉めている出来事はありませんか?
もしかしたら、気づいていないだけかもしれません。

それはグローバルな紛争を見て見てみぬふりを
することでは決してないと思います。

まずは落ち着いて
あなたの場所からできることを
探ってみることも大切かもしれません。

マザーテレサの言葉
コルカタ(カルカッタ)はあなたたちの近くにもあります。

きっとあなたの「置かれた場所」で
するべきことがあるはずだと思います。

「置かれた場所で咲く」というのは
何も成功することだけではないと考えます。

まず、今ここ(日本で)困っていることや人を探すことが本当の意味で「置かれた場所で咲く」ことになりうると思うのです。

そこが「あなたのコルカタ」です。

そんなことを忘れずに
日々を過ごしたいです。

おわり

monbonさん素敵なフォトありがとうございます。

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