小学校の保護者会ってこんな感じなんだ…と夏になってやっと掴んだ
保護者会って何するのかな?
子どもが小学生になるととても気になる保護者会。
何を着ていこう?どんな事をするのだろうか?
保育園のときは、保護者会は先生と保護者会と和やかに会話をして、椅子取りゲームやなんでもバスケットをしてとにかく楽しかった。
小学校になるとそうはいかないだろう。
最初の保護者会
先生との顔合わせである。子どもの席に座り、引き出しに名前を貼ったり、机の中身や配布物の確認をして予めアンケートや推薦で決まっていた役員を発表して終わりだった。
何かを発表させられることもなく、つつがなくサクッと終わった。
そして2回目…2学期初め
これが今回。
終わると呆気なく、資料を先生が読み上げて終わり。1学期にやったことと、通知表の説明。
鍵盤ハーモニカを渡されその場で名前シールを貼って置いて帰った。
参加はしてない家庭もあったし、時間も短い。
小学校の保護者会の傾向と対策
少ないデータだがここから傾向を掴むなら、保護者会は、保護者同士の親睦を図る場でなく、学校からの通達をするのと、物理的に何かを渡すために行われると思って良さそうだ。
保護者会同士のやり取りは、やろうと思えば話しかけたりできるし、しなくても構わないしといったところ。第一に誰がどの子の親かわからない。
保護者会ってあんまり、気負わなくて良さそうだ。
参加者はほぼ母親。でも子どもは家にいるので父親がお留守番して子どもを見るうちが多いのかも?
保護者会の機会を利用してやったこと
保護者会は、ほぼ、先生が資料を読んでいただけで、これなら資料を配布してもらい自宅で読むのと変わらんなと思うところだけど…。
せっかくの機会を活用しない手はない。
手短にいくつかのことを実行した。
まず、隣の席の子の保護者に挨拶した。
先生から聞く話だとたぶん、うちの子が迷惑をかけてるだろうなと思い、迷惑をおかけしているかと思いますが申し訳ありません、と言うような挨拶をしておいた。
相手はパパさんが来ていて「いえいえ!子どものことなんで、いろいろあるでしょうけどお互い様ですよ!」と気さくな方だった。きっと子ども同士でトラブルがあれば席は変わるのだろう…。
次に引き出しの中身チェック。
特に異常はなさそうだった。
置き忘れもなさそう。
次に「なくしもの箱」をチェック。
持ち物には名前を全部つけてあるのでさすがにうちのものはなかった。
記名のない色鉛筆のバラが多かった。
そして、ケースがハゲた真っ白の裸の消しゴムの多い事!
教訓としては消しゴムはケースだけでなく、中身にも記名した方が良いということ。
でも、裸で帰ってきてもね…消しゴムってあの紙のケースに入ってないと使いづらい。ケースって買い足したり手作りできるのだろうか?
なくしもの箱には「いやなことは、けしけししてわすれようね」と書かれた裸の消しゴムがあった。この子は嫌なことがあってママに話したのかな?ママは消しゴムにメッセージを書いて励ましたのかな?と複雑や気持ちになった。うちの子がこの子にイタズラとかしてませんようにと強く念じた。
次に掲示物をチェック。
全くやる気の見られない朝顔の観察記録を見て失笑。しかし、なかなかの長文を書いている。
夏休みの宿題でやった観察記録には「はながふたつさきました」くらいで終わりにしてたので、なぜ、もう2、3文書き足すよう誘導しなかったのかと後悔した。
鍵盤ハーモニカの名前付けもやった。
うちの子が転校してることもあり前の学校で細かく指示されやった経験を活かし3分で終了した。ケースの裏と横(立ててロッカーに入れた時正面に来る位置)、本体裏、ホースのある口、ホースのない口だ。
周りを見るとどこに書けば良いの?と先生に質問したり話している人もいて、先生もその場で「そうですね、ここにも、あったほうが良いですね、ここにもお願いします」みたいな指示を出していた。
保護者会に来ていない人や、家で記名すべく持ち帰った人には後日お便りが出るのだろうか?きっと謎文章でまた混乱をきたすであろう。そもそも、保護者会の案内に全部のパーツに記名をお願いしますと書いてあり、学校側はそれが唯一の指示で全てのつもりだったに違いない。
こうして学校からの時差配信型お便りが完成するのかと深く納得した。
保護者会に来てよかったこと
公開授業や保護者会で分かったこととして、たぶん建物の造り問題?で先生の声はところどころ聞こえていない。向かい合ってる先生でさえ聞こえないのだから友達の声なんてもっと聞こえない。
あと、申し訳ないけど、先生の話が分かりづらい。(欠落を覚悟すれば別になんてことないが…)
たぶん、これで息子はたびたびトラブルを起こしている。話の迷子になった時、黙って座っていない気がする。
「やくそく。イスにすわる」と、支援員さんが貼ったメモが机にあるのだ。そこにバツが書いてあって消した跡がある。たぶん、何か抵抗して支援さんをも困らせているのだろう。
息子ははなから話を聞いていない時は静かだが反応もない。学校にいるならむしろそちらの方が好都合なのかも。
しかし理解しようと聞いている時は、分からないとすぐ「どういうこと?」と聞いてくる。私も夫も分かるように違う表現で説明を試みる。辞書を片手に説明することもある。先生の話が分からなくて「分からない」と聞けなくてストレスなのかもな、と思う。昔から大人の話をかなり難しくても理解している子どもだった。
保護者会でいくつか質問があって、お便りと食い違う回答もあった。なのに「お便りですでにお知らせした通り」と先生は言っていた。私は心から保護者会に来てよかったと思った。
更に、後ろの席のお母さんは「全部話が聞こえなかったのでお便りで今日の内容を送って欲しい」と言っていた。やっぱり聞こえないのは私だけじゃないんだ。今後は子ども達から聞ける学校の情報が乏しくても共感できる。
それに対して先生は「はい。ただ、今日資料と過去のお便りにある通りで〜」と答えており、結構食い違ってたけどなあ、ともやもやした。またお便りが出たら不参加組はお便りの解読だ。
親でさえ、先生の話に混乱している。たぶん、先生自身も…。
時間差配布型お便りの生産現場を垣間見た。
保護者会に来て、子どもの立場にたって考えることができたのがよかった。そして親と先生の間に混乱がありそうなのもわかった。
夫と子を見て何かが繋がった!
子どもは「いい子でいる」ことができる子もいるし、うちの子は分からないとき「いい子でいる」ことができない。それも身に染みてわかった。
大人で言うところの、大人になれるかどうかってやつだ。
保護者会の前の公開授業は夫に出てもらった。内容はタブレット学習に関してで、親も参加するようにと指示があった。夫は先生の説明で分からないところをつきとめて最後は校長先生のところまで行く羽目になったそうだ。
隣の席のお父さんが全く同じ質問を保護者会のあとで先生にして棚上げされていた。やっぱりみんなわからなかったのだな。それか、わからなくても放置しているのだな。
夫はほっておけなくて行動に出たということだ。
私は、自分なら授業で問題に直面したら誰か別の人が質問するだろうし分からないけど静かにしておこうと思ってしまう。
つまり、息子は夫の血を継いだんだろうなと思う。分からない、と行動に移すタイプだ。
逆に私は先生から見ていい子にしてる子だ。分からなくても、勝手に頭で補完して行動に移さない。当たり前だけど、この性格は便利だけどいいことばかりじゃない。
息子が先生やクラスメイトに迷惑をかけていればそれは改めるべきだし、まず息子の表現方法をより平和な方向へ寄せることに尽力するが、それを置いておいて…
息子のように「わからないよ!助けて!」と考えるのも夫を見ていて悪くないなと思った。より良く助けを求める方法を、息子には教えないと。
学校で何かを学ぶのは子どもだけでなく親も一緒か…
衝撃的な、保護者会からの学びだった。
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