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共働き夫婦の仕事と家庭の両立。家の中での役割を夫婦でまっぷたつに分けるのは無理そうだけど…

男性の家庭進出の遅れが女性活躍を阻み少子化を加速させると個人的には思っている。しかし、家庭進出にもいろいろな方法があるなと思った話をしたい。

雑務の押し付け合い勃発

医療費控除のための医療費リスト作成をやっていなかった。昨年私は育休中だったからやったけどそれまでは夫に任せきりだったため、職場復帰した私は任務を解かれた気分でいた。

「やっておいてくれると思ったのにー」
そう言われて、あれ?約束したっけ?と不安になる。私が昨年度のレシートを選り分けて綺麗に束ねた時に入力すると言ったのだろうか?

夫は私にぶつぶつ文句を垂れながらテキパキ入力し、私から見たらあっという間に終わらせていた。

夫が雑務を避ける理由があった!

「そんなにすぐ終わるなら、やってもらってよかった」と私が言うと「すぐに終わることをわざわざやりたくなかった」と謎理論。

夫にとって、すぐ終わるような家の雑務の多くを私がやる構造はこうしてできたのだろうか?結婚して9年知らずにいた。

妻にのしかかる雑務の山

すぐに終わる作業は家の中にゴマンとあり、どう見ても私にその多くがのしかかっていて偏りがある。膨大な名もなき家事のことだ。

「年に一度1時間で終わる医療費リストの作成を私がやる代わりに、週に一度10分で終わる生協の注文をやってほしい」と言ったら夫は無言で退いた。どうだまいったか!

しかし、すぐ終わる作業の分担の多さを競ったら夫に勝ち目はなく、そんなことで勝っても全然嬉しくない。

医療費リスト作成を押し付け合うのではなく、来年のリスト作成を容易にする案を出して(ファイルを上書き再利用しやすいよう、人別項目別にレシート保管するファイルを用意するとか?)気持ちよく仕事を引き取ってもらうべきだったのではないかと少し反省した。

そんなことを、ぼんやり考えている間に。

「年に一度20分で終わる、保育園に提出する継続申請書の作成」を無意識にやってしまったことに気がついた。無意識にやってるなら、私の家の中の雑務が減らないはずだ。

雑務を夫に負担してもらえば満足?

本来、仕事に使えたかもしれない脳みその容量をこうして使ってしまっているんだなと気づく。

かと言って、家の雑務を夫と押し付けあったら…家の居心地がめちゃくちゃ悪くなりそうだ。

子どもたちは、まだまだ、ママがいい!と言ってくることがあるから家では私は多忙を極めるわけだが、結局のところ、家の中での役割をパカンとまっぷたつにすることはできないんじゃないかと思ってしまう。 

実際、多くのことをこなすママに子どもたちから賞賛の眼差しを向けられて満更ではない私。ママの取り合いになると、夫への優越感を感じずにはいられない(ごめんよ)。

家での役割を等しく分けるのはむずい

きっと夫は、すぐ終わる作業はしないものの、すぐには終わらない壮大な家族のための計画をしてくれているんだろう。

家とか子どもの教育とか。
我が家のIT化とか。
大きな買い物とか。

そうなんだよね?!

それをありがたく感じるときを心待ちにしようじゃないか。会社の中にも、今を乗り切る仕事をする人がいれば、3年後のための仕事をする人もいて、10年後のための仕事をする人もいるのと同じように。

お互い興味のあることが違うからこのギャップは仕方ない。むしろ、私のカバーできない部分を夫が担当してくれてよかったと思おう。


結論

夫婦合わせて守備範囲が広まっているなら良しとしよう。

そう思うと、2人ともできることを両者で押し付け合うことの意味もそこまで感じなくなる。

今後も、夫婦合わせて守備範囲が広まるよう、お互いにスキルアップし、学びを共有し、方針を一緒に決めていこうかな、とぼんやり考えている。

そして、私の負担がしんどい時は、「すぐ終わる仕事」を一緒にどうにかしてもらおう…。育休中に、「無意識のうちにやっている作業をリストアップしておいたメモ」を作ったのを思い出した。そこからお好みで選んでもらうのだ。

どうなるやら。

はあ、無意識にまた換気口のフィルター交換を済ませてしまった。先は長い。

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