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超キャリアウーマンに学ぶ、キャラの作り方。

もともと相対的に高いポジションにいる時間が長かった女性は「ハイキャリア人材」前提でキャリアが進んでいく。

組織の頂点とか、経営陣のテーブルに座る存在。

そうした方々はありふれてはいない。

だからこそ、おそらく、そうしたディレクター以上の女性はこれからますます取り合いになるように思う。

かつて私の知っていたグローバル企業役員の女性は「強くて豪快な女性」を絵に描いたような方で、かっこよかった。まさに、男性以上の実力を認められて上がってきた、そんな人。

長らく同じくらいハイキャリアな方に身近に接することがなかったのだけど、最近、ハイキャリアな女性とお近づきになる機会があった。

その方が、また全然イメージが違ったので記しておきたい。

ほんわかと柔らかい雰囲気のその女性は、知識と経験が豊富で常に学んでいる。そして、そうした持ち物を積極的に分け合っていく。全然、偉そうにしている感じでなくて、本人曰く「おばあちゃんキャラ」を目指しているとのこと。

スタッフが子どもだとしたらその上司たちがお父さんお母さんで自分がおばあちゃんとのこと。初めて聞く目新しい切り口で「なるほど!」と手を打ってしまう。

雰囲気こそは柔らかく、本人も親しみやすく話しやすいのだがアドバイスを確実に実施するとなるとなかなかにハードだ。

物腰こそは柔らかいが、ご本人の本質はストイックなので「楽することを諦めてはならない」「幸せになることを諦めてはならない」という主義でゆるくいるための気迫が凄い。コアの部分はやはりビジネスアスリート。

一見お姉さんのような見た目に、キャラはおばあちゃん的存在で幸せを第一にみんなを助ける、中身はめちゃめちゃつよつよ。

これってまるで?!「ヨーダ」のようなビジネスウーマンだったのである!

本当にトップに立つ女性たちの特色は個性が爆発していておもしろい。おもしろいけど、なにせ接することができる数が少ないのが残念。

ところで急に思い出した。前の職場でそれこそグローバル役員のアメリカ人女性(部門の社長)がいたのだが、彼女は「鉄の女」のイメージで、また全然違っておもしろかった。

見た目はハリウッド女優、決断が早くてカリスマ性があって各国に散らばる無数の部下たちをまるで軍隊のように従えていた。シニアディレクターたちがこぞって「イェス!」とイェスマンになっていて笑った(その皺寄せは全て下々へ。笑えない)。

経営層まで食い込む女性のイメージがまるで別世界、ということはよくあるとは思う。

けれどそんな方々の中にも多様性があり、個性やキャラがあることがわかる。

最初にあげた女性は「よく遊びよく働くきさくなリーダー」的なキャラで、ホームパーティや飲み会はさまざまな遊びに仕事仲間の方を誘ってくれた。おしゃれでお着物を着たり、ブランドものをナチュラルに着こなして、みんなの憧れの存在でいることもちゃんと意識していた。

次にあげた女性は、よく学びよく与え物腰は柔らかいが中身は超強い、ヨーダ。自称、おばあちゃんキャラ。

最後にあげた女性は、アメリカのドラマから出てきたようなセレブ美人社長で軍隊の隊長。

もちろん全員仕事は超絶キレッキレ。

なんだか強烈な人ばかりではあるが、ひとつだけ言えるのがキャラに一貫性を感じることである。言葉の節々や仕事のあれこれが世界観の中にしっくりはまっていく感じがする。仕事での様子を見ていると、ああ、この方らしいな、と思えてあまりはみ出たりブレたりしないのである。

仕事のスタイルがキャラを作るのか、キャラ作りを意識して仕事をしているのかわからないけど、一貫性があることによりキャラの強さを感じさせる。

私は普通のサラリーマンだけど、彼女たちに見習って「自分のキャラ」についても意識していこうと思う。

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