七夕によせて。あなたの願いはなんですか?
7月7日は七夕。
初詣でお願いごとをしたけどまた星に願いをした。と言っても、家族が健康で無事でありますように、というオーソドックスなものだ。
それ以外に願い事が浮かばない。
プライバシー上良くないことかもしれないけど、神社に行くと垂れ下がっている絵馬を読むのが好きだ。
熱い思い、老婆心、怨念、恋心、最後の神頼み、さまざまな事情を抱えた人たちが願いを込めて置いていく。みんなみんな、うまいこと行きますようにと思ってしまう。
七夕では、これまた趣味が悪いかも知れないが他の人が書いた願い事を読むのが好きだ。
保育園の笹にかけられた短冊はかわいらしい願い事が並ぶ。電車にたくさん乗れますように、おいしいものが食べられますように、大きくなりますように、楽しく遊べますようになど。
小学生の短冊はかなり多様だ。一年生と六年生では精神性に違いがありすぎる。
何かが上手くなりたいとか、何かを食べたいとか、わざわざ願わなくてもかないそうな願い事もある。受験で良い結果を出したい、というのは、神様に願うには良さそうだ。プロスポーツ選手なんかも、神様の力を借りよう。そして、時と場所を問わず人気のお願い事は「大金持ちになりたい」。夢があっていいじゃないか。
趣味が悪いと思いつつも、公の場にさらされる短冊を一つずつ読んでいくとたまにこんな願い事があることに気づく。
お姉ちゃんのバレエが上手くなりますように
家族みんな元気でいてくれますように
自分のことでなく誰かのことについて願っている子がたまにいるのだ。
これはなかなか、すごいな、と思う。
極め付けはこれだ
みんなの願いが叶いますように
🎋
この子の願いは、みんなの願いが叶うことなのか。
そうだとしたら、この子の周りが笑顔に溢れ祝福の嵐に包まれることを祈ってしまう。
誰かのために願いをかける、こんな素敵なことがあるのかと気付かされる。
子どもが減って日本の未来は暗いなんていう人もいる。やっぱり子どもはそこにいるだけですばらしい存在だからなんとか明るい未来になるように私も願いたい。
あなたの願いはなんですか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?