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11回目のラジオはリベンジ回

さて、7月上旬、第1・2回目のラジオはゲストトーク
5月に時間が足らなくて(回し方が下手過ぎて)
あわただしく終わった回を聴いてくださった方は
いらっしゃるでしょうか???

私のラジオは聴いてくださっていても
どなたも足跡も爪痕も残していかれないので
誰かのお耳に届いたのかどうかがわからないのです

もし
もし 聴いてくださったなら 👇 👇 👇

こちら👆のホームページの『コメント欄』に
一言、二言、残していただけると
私は めっっっちゃ 喜びますヾ(≧▽≦)ノ♪

というわけで、今回のゲストさんは5月にもおいでいただいた
私の元同僚、道脇純子さん~(拍手ー!!)👏👏👏👏👏"

わかゆう と 道脇純子さん

今回は、前に聞きそびれていた3つのこと
① 看護の現場に必要なこと、足りないと思うものは何でしょう
② 今の学生さんに、どんな看護師になってほしいですか
③ これから看護師を目指そうと思っている方にメッセージを
まずは、こちらについてお話しいただきました

1.看護の現場に必要なこと、足りないと思うもの

難しい質問だったそうですが
道脇さんは「行きつくところは人手かな」と
人手がなくて忙しいから
・イライラする
・仕事が回らない
・仲間にも優しくなれない
のではないか、ということでした

看護師を「白衣の天使」という人がいる
看護や医療はボランティアだという世間の見方がある
看護師は何でも屋ではないし、医療、看護はサービス業だと思う
「サービス料」を算定してもいいと思う
サービス料で病院が儲かるようになれば、人手が増やせると思う
多職種連携というが、医療福祉職だけじゃ足りない
事務職や、介護の人も増やして、入院時の情報(アナムネ)や
(ナースステーションでの)電話対応、ナースコール対応を
してもらってもいいと思う
そういうところにお金を使ってもらったら
看護師の仕事の負担も減ると思う-----------

なるほど
-----------
人手が少ないから忙しくて心の余裕がなくなるから、
イライラして仲間にも優しくできないんですね
私は、今の看護師に足りないものは
「仲間に対する思いやり」だと思ったんです
道脇さんは、その原因が人手が足らないことによる
余裕のなさではないか、と考えられていました

看護師には、配置基準があるんですね
配置基準って、あくまでも
「その数確保できていたら、入院看護料これだけ算定できるよ」
っていう、最低限の数なんです
だから、働く側にとってみれば、ギリギリの人数なので
「人手が足らない」と思うんですね
現場がそう思っていても、職場は基準を保ってますから
「人手は足りている」というんですよ
で、私たちに求められるのは「業務改善」なんです

今いる人数で、増やされる仕事にも対応できるよう
「業務改善」して応えろ、というわけですね

そもそも、医療費って毎年診療報酬改定で
減額されてるじゃないですか?
物が値上がりしている時代に、逆行してますよ

私個人は、喫煙者の医療費増額はありかな、と思います
また、BMI:25以上の「肥満」体形の方
生活習慣病のリスクは当然上がりますから
この方たちの医療費も「割り増し」でいいのではないかと思います

とすると、みんな、「太り過ぎないようにしよう」
「タバコ、吸わないようにしよう」ってなりませんか?
みんなが健康な生活を心掛けることで、慢性疾患の罹患率が減り
結果的には、医療費削減につながるんではないかと思っています   

2.今の看護学生にどんな看護師になってほしいか

自分で考える力を持ってほしい
物事の本質を深く考える人になってほしい
ということは常に伝えている
資格を取っても常に自分をアップデートできるように
人を全人的にみるようにしてほしい
人を表面上でみない、患者さんの本心を汲めるように
家族に代弁できる看護師になってほしい-----------

3.これから看護師を目指そうと思っている方にメッセージ

本当に楽しい仕事だと私は思う
誤解も多いと思うけど、すごく難しいとか血を見るのが苦手とか
「あんな凄いことができる看護師にはなれない」というけど
大したことじゃないし、汚いこともきれいなことも慣れるので-------

仕事しているうちに免疫付きます
ぜひ、未知の世界へ飛び込んでみてください

ようこそ「ゆめのたね」へ
わかゆう と 道脇さん(お顔は本人希望にて内緒)

ラジオの後半は道脇さんの生い立ち話

道脇さんと知り合ったのは前の職場で12年位前
ものすごく真面目で、芯が強い、お堅いイメージでした
でも、なんと思春期の頃は「やんちゃ」だったそう
「悪いことはなんでもやったかも」という道脇さん
中学生の頃、学校でヘネシー飲んだとか
でも、先生に見つかった時、一緒に飲んでいた男子は全員逃走
道脇さんは一人だけその場に残り、一人で怒られたそう
そんな道脇さんを、お父様は「あんたはえらい」って
褒められたそうです
その理由は・・・「男子は逃げたのにあんたは逃げなかった」

この、お父様の言葉
子どもを信じてるからこそ、言える言葉だったのかなと思います
「正義感が強くてえらい。でもお酒は二十歳になってから飲もう」
「もし、どうしても飲みたければ家で飲めばいい」
そう言えるお父様、素敵ですね

もう一つのエピソード
人は、偏差値の高い学校を出ていても大したことない人もいるし
逆に学校に行ってなくても立派な人も見てきた、と言われたお父様
「学歴は関係ない、大切なのは自分が何をやりたいか」
子どもの可能性を信じて見守る姿勢がうかがわれます

また、道脇さんはガキ大将みたいなところもあったようで
自分よりも大きい男の子に殴る蹴る、泣かせる…
そんなことがあったそう
でも、お父様は「どうしてやったか」という理由を聞いてくれて
弱い立場の子をいじめているのが許せなくてそういうことをした
ということを聞いて、怒ったりすることはなかったそう

お母さんからは「肌は大事よ」と
日焼けをしないように言われていた、とクスリ

子育ては「褒めて育てよ」って聞いたことがあります
私も、子育て中、そうしようそうしよう、と
自分に言い聞かせていました
なかなか、「褒める」って難しいですね
悪いところばかりに目が行ってしまって
いいところって見落としがち…
でも、子どもの自己肯定感を大切にするためには
子どもを認めることって大事!
頭ごなしに𠮟りつけるのではなく
ちゃんと、子どもの話は聴かないといけませんね

そして、道脇さんは、18歳で突然更生
アルバイトをしながら通信制の高校に通学しはじめました
曾祖母さんのお見舞いと介護で訪れた病院で看護師を見て
「この程度で看護師できるんだ、じゃ、私もなろう」
と思ったとのこと

その看護師さんは、曾祖母さんに対して
「何を食べたらいいですか、わからないから教えてください」
と聞いたとき
「え?老衰じゃけ、しようがない。歳でしょ。もう何も食べんよ」
と返答されたとのことで、うええ!っとなったんだそうです

私も、看護師になりたいと思ったのは
入院中の祖母をお見舞いに行った時の看護師さんがカッコよくて
「私もあんなふうになりたい」と憧れたから、なんですけど

同じように病院で看護師さんに出会った私たちですが
「私でもなれるわ」と思った道脇さんと
「あんなふうになりたい」と憧れた私
目に映った看護師さんの姿は大きくかけ離れていました

あれから数十年がたち、看護師になった私は
患者さんやご家族の目に、どんな姿として映っていたんでしょうね

道脇さんの想いが、看護を学ぶ学生さんに届きますように
同じ苦しみを分かち合いながら、仲間を大切に、
思いやり溢れる看護師さんになっていただきたいな、と願ってます

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そうはいっても、苦しいときは苦しいんですよね
いつもいつも人に優しく…なんていられないときだってあります
でも、そんな自分を認めてあげてくださいね
「こんな私って、ダメだ」とか
「私なんて…もうどうでもいい」とか
自分を責めたりしないでくださいね

もし、消えてしまいたいほど自分を許せないときは
その気持ちを書き綴ってみるのもいいかもしれません
それでも息苦しかったら、話に来てみませんか?


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