どうする団塊ジュニア世代(#21)<復活のシャアと第2回大反省会>
introduction
敗戦後の第一次ベビーブームにより誕生した世代は「団塊世代」と呼ばれ、戦後日本の復興に大きな影響を与えました。
私は戦後日本を早急に復興せさるため、何者かが恣意的に第一次ベビーブーマーを団塊化させたのではと推察します。
あくまで個人的な見解ですので、ホラ話と思って読んで下さい。
再び自分の考察を考察(頭の整理)
気の向くままに書き綴ってきましたが、ついに行き詰まってしましました。
一度、振り返りはしたのですが、また迷子になってしまったので頭の整理をさせてください。
前回の振り返りはコチラ
⚫︎本作の本題
「戦後日本を復興せさるため、団塊世代は意図的に作られた」
⚫︎推察①
「そのヒントはGHQの占領政策にある」
⚫︎推察②
「占領政策の根幹は日本国憲法にある」
⚫︎推察③
「日本国憲法はマッカーサー三原則に基づく」
⚫︎推察④
「マッカーサー三原則を紐解くことで答えが導かれる」
⚫︎今までのまとめ
⚫︎本作の目的
「団塊Jr.世代の自分を把握し、これからの生き方を考える」
団塊Jr.世代は団塊世代の産物であると推察されることから、まずは団塊世代について知ることが必要であると考えました。
⚫︎反省点
<その1>小説風の物語
日本国憲法の誕生を、小説風の物語(GHQ)で解説してます。
まずこれが邪魔で足を引っ張ってます。
しかし私自身、小説を書きたいという願望が昔からあり、練習がてら書いているというのが実態です。
これもnoteの自由度の一つとしてご容赦ください。
内容はフィクションですが、日本国憲法はGHQ主導により9日間で作成されたという点や、登場人物などの特徴など何気に史実にかすっている部分もありますので、歴史に詳しい方には興味深い内容になってます。
<その2>明治維新にこだわり過ぎ
これは単純に私が歴史を学び直したかっただけで、その備忘録的な役割を果たしております。
コチラも情報ソース等にはこだわっており、歴史好きな方は楽しめる内容になっていると思います。
小説風の文章もそうなのですが、来るべき時のために自分の引き出しを増やしておきたいという狙いもあります。
改めて明治維新を学び直すと破茶滅茶すぎて、物凄く面白いことに気付いてしまいました。
なので明治維新に執着してしまい話が全然進まない事態が発生しており、物凄く反省してます。
徳川幕府260年の鎖国で熟成された様々なエッセンスが一気に爆発したのが明治維新であると考えます。
例えば江戸末期に発生した「ええじゃないか騒動」。
民衆が仮装するなどして「いいじゃないか」と言いながら、集団で踊り狂うというもので、東海、四国、近畿地方において広範囲で長期間にわたり発生しました。
教科書等にはサラッと記載されているだけですが、冷静に考えると本当に意味がわからなく普通ではありません。
将来、バブル期のバブリーダンスが教科書に記載され、「ええじゃないか」と同列に扱われることが無いよう節に願っております。
いずれにしても江戸末期は「ええじゃないか」が許容された異常な時期なのであり、そんな時期だからこそ明治維新は成就したのでは?と考えます。
それでは話を「大政奉還」後まで戻します。
「大政奉還」までは政争という感じでまだスマートです。
これからは「ええじゃないか」モードに突入します。
今、この手の筋書きのドラマがあったら「なんでもアリだな」と総スカンされ、視聴率を取ることが出来ません。
これから、そんな筋書きのキーマンについて説明したいと思います。
シャア・アズナブル
団塊ジュニア世代が大好きなアニメ『機動戦士ガンダム』に『シャア・アズナブル』というキャラクターが登場します。
*注:『機動戦士ガンダム』がわからないという方は、雰囲気で理解して頂くか、読み飛ばすことをお勧めします。
『赤い彗星』の異名を持つシャアというキャラクターは全身赤づくめで、操縦するモビルスーツも赤で統一、そして謎の仮面を被っています。
実は『機動戦士ガンダム』というアニメは、1979年に放送開始されるも視聴率の低迷により打ち切られています(全52話の予定が43話で終了)。
団塊ジュニア世代の私にとっては信じられない事実ですが、確かに大人になってからやっと分かるようなストーリー設定であり、当時の子供には面白い以前に理解出来ないアニメだったかも知れません。
それでは何故、『機動戦士ガンダム』が国民的人気アニメになったかというと放送終了後に発売されたカンプラ(ガンダムのプラモデル)が爆発的ヒットを記録したのからです。
『機動戦士ガンダム』の特徴として、今までのアニメに比べ圧倒的に登場ロボット(モビルスーツ)が多かったことが挙げられます。
今までのアニメは主人公ロボと敵キャラという設定だったのですが、『機動戦士ガンダム』には地球仕様、宇宙仕様、水陸両用、量産型、シャア専用など様々な種類のモビルスーツが連邦軍、ジオン軍双方にあり、ミリタリーマニアも満足できる設定や品質であったことが人気の秘密であったと推察されます。
当時のプラモデル人気は高く、自動車や戦車のプラモデルでジオラマ等を作っていた層を取り込むには十分な世界観であったのだと思われます。視聴率低迷の原因となった本格的な背景設定が、今度は良い方向に働きました。
もう一つプラモデルがヒットした要因として挙げられるのは、ガンプラに「希少性の原理」が働いたことであると推察されます。
上述した通り『機動戦士ガンダム』は打ち切りになった作品です。
しかしながらプラモデルは制作サイドの複雑な事情により、発売しなければならず、在庫の山になる覚悟だったと思われます。
当然、期待していないので生産ラインは確保していません。
しかしガンプラはスマッシュヒットしました。
欠品を想定していないので品薄になります。
手に入り難いものは、何としても手に入れたいので納品待ちの行列が出来ます。行列が出来ると行列を見て行列が出来ます(人気ラーメン店が席数を多くしない理由です)。
この現象を「希少性の原理」と言います。
そうなるとメディアが取り上げ、「ガンプラの品薄」は社会現象化します。
こうしてカンプラは爆発的にヒットしました。
プラモデルに夢中になった子供達は原作が見たくなります。
1981年(私は小学生)、満を持して劇場版が公開されました。
これにより『機動戦士ガンダム』は国民的アニメになりました。
当時の私は劇場版の内容はそっちのけで、自分が作ったプラモデルが映画に登場したことに興奮していました。
大体の団塊ジュニア世代は、同じはずです。
なので団塊ジュニア世代は、ファーストガンダムのミーハー世代(第二世代)に分類されると勝手に解釈しています。
で・・・・シャアの話はどうなった?となってますよね?
すいません。また大幅に脱線しました。
そろそろシャアの話(それも脱線してるけど)を進めます。
復活のシャア
『機動戦士ガンダム』の第26話に「復活のシャア」という回があります。
シャアが左遷から復帰したという話です。
「左遷?」と思いますよね。
そうなんです当時の小学生には、そんな事わかんないので、なんで復活かもわかりません。
『機動戦士ガンダム』は本当に恐ろしいアニメです。
シャアは作戦行動中、ジオン公国の御曹司であるガルマ・ザビを見殺しにしてしまいます(本当は故意ですが)。
その責任を取り左遷されたのです。
また、仮面のシャアが胡散臭いから視聴率が取れないという風評から、責任を取るカタチで左遷されたという説もあります。
しかしシャアを罷免しても視聴率は低迷の一途です。
逆に女性ファンから「シャアを復活させてくれ」との要望が強くなってきたのです。
ミステリアスな仮面の貴公子は、女性ファンには刺さったかと思われます。
シャアは第2話「ガンダム破壊命令」でいきなり綺麗な素顔を明かしています(タイガーマスクとは大違いです)。
この回では、ホワイトベース正規クルーもいきなり全滅しており、こう考えると第2話は「いきなり回」と呼んでも過言ではありません。
*いきなり回の考察についてはコチラ
そして早々にシャアが超イケメンであることを明かすという手口が、女性ファン獲得目的であったのなら、制作サイドのあざとさに敬服します。
いずれにしても仮面の貴公子を復帰して欲しいという熱い要望によりシャアは、左遷から復活します(諸説あり)。
で・・・・「大政奉還」後の話はどうなった?となりますよね。
そのキーマンもシャアの様に「王政復古の大号令」で華麗に復活します。
「復活のイワクラ」です。
<続く>
次回はコチラ
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