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文豪ストレイドッグスと栄養

最近、息子が文豪ストレイドッグスというアニメを見ている。
登場人物は、中島敦、太宰治、国木田独歩、芥川龍之介、与謝野晶子等、名だたる文豪たち。実際のエピソード、個性、作品を元に、アニメでのキャラクターが設定されているらしく、それに加え、「異能力」という特別な力を備えている。例えばどんな「異能力」があるかといえば、太宰治なら「異能力、人間失格!」、江戸川乱歩なら「異能力、超推理!」、梶井基次郎なら「異能力、檸檬爆弾(レモネード)」といった具合だ。

ある日、息子に「自分の異能力って何だと思う?」と尋ねたところ、
「異能力、過集中!」と即答した。
あー確かに。寝食忘れて好きなことに没頭する面がある。

昔は、過集中って集中力が高くていいことなんだ、と単純に思っていた。だが、どうやらそうでもないらしい。集中し過ぎて、日常生活や健康に支障をきたす、または周囲の人とのすれ違いを生むなど、実は困った面も出てくるというのだ。

集中力を使っている分だけ、栄養の消費も激しいという。プロ棋士の中には、一局で2~3キロ体重が落ちる、という話を聞いたことがあるが、脳の栄養消費量は大変なものだ。

では、過集中気味の子どもが、少食、偏食だった場合、どうなるだろうか。
これは大変な栄養不足、心身の発達に影響を及ぼす。分子栄養学を学び出した今では、食事と心身の健康、発達がスムーズに結びつくが、ここにたどり着くまでは非常に長い道のりだった。これから徐々に自分の体験と分子栄養学について書いていこうと思う。

さて、最初の文豪たちの話に戻るが、文豪たちの食生活と健康について、分子栄養学的に見るとどうだったのだろうか。癇癪持ちだったと言われている夏目漱石、何度も自殺未遂を起こし、最後は心中した太宰治、芥川は自殺。書くという仕事は集中力が必要だろうし、脳のエネルギー消費も激しいだろう。メンタルと食事の関係がとても気になるこの頃である。

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