過去と向き合う
息子の不登校がきっかけで、私はカウンセリングに通うようになった。
私はこんなに大変で、こんなことがあって、こんなに私はつらくて…。
私の今の現状をカウンセラーに訴える。
初めの頃のカウンセリングはこんな感じだった。
息子をなんとかしたくて、カウンセリングに通うようになったのに、なぜか私が私を見つめるようになっていった。
私自身が、周りの目を気にしながら生きてきたこと。
親に認めてもらいたくて、気に入られたくて、親の喜ぶ自分でいようとしてきたこと。
親が決めた事を私の考えとして受け入れてきたから、あなたの考えは?と言われた時に何も考えが生まれなかったこと。
私は向き合う事がつらいというより、私が私という人間の答え合わせをしてるみたいで、楽しかった。
いつの間にか、息子のためではなく、私のためのカウンセリングになった。
過去の自分をずっと責めていた。
許せなかった。
今も完全に許せているかというとそうではないかもしれない。
でも、今は少しだけ自分を受け入れてあげれるようになった。
あの時も、あの時も、今できる精一杯をしていたなと。
結果が残念な結果だったとしても、あの時は私の精一杯の私で頑張っていたんじゃないかと。
今だって、正解のない日々を過ごしているけど、今の私も精一杯、今私にできる精一杯で生きてる。
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