IgG4関連疾患におけるステロイドの減量
IgG4関連疾患は診療頻度が高い疾患で, 耳下腺など唾液腺炎や涙腺炎, 自己免疫性膵炎, 胆管炎, 後腹膜線維症, 大動脈周囲炎・大動脈炎, 前立腺炎, リンパ節炎, 肺病変とさまざまな病態を呈する.
治療はステロイドが基本となり, 免疫抑制療法を併用することがあるが, どのSteroid sparing agentが最も適切か, というのは不明確である.
また安定後, ステロイドを減量すると再燃も多いため, 切り時が難しい疾患の一つ.
そのような中, ステロイドや免疫抑