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「あたりまえ」ではなかった「ふつう」

大学4年生の私は今、
1年間休学することを決めた。

本来ならそのままみんなと進学して、みんなと同じように就活に取り組むはずだった。

一応去年の夏から会社説明会に行ってみたり、自己分析をやってみたり、いわゆる就活っぽいことには取り組み始めていたけど、
新卒で東京の会社に入ってバリバリとビジネスの場で働くことが果たして自分のやりたいことなのだろうか?
と引っかかってしまった。
なんか自分には合わないかも...とモヤモヤした。

新卒で、都会の会社に就職して、安定してお金をもらいながら働く。

これが普通だと思っていたところもあってより一層、
「もっと学生のうちに色んな世界を知ってみたい!」
「色んな人の生き方や価値観に触れてみたい!」
そういう気持ちがふつふつと湧いてきた。
多分どこかで、自分がこれまで当たり前だと思っていた世界が本当は存在しなければいいのにな、と願っているところもあった。

このまま自分は就活に突き進んでいいのか?
いや、違うな。

そんなこんなで休学すると決めてからは、就活の早期選考もきっぱりと辞退し、自分の心が動くままに国内ワーホリや島留学というものに参加してみたり、ゲストハウスに泊まってみたりした。(休学はまだ始まったばかりだけど...!)

そこで出会う人たちは、すごく生き生きしているように見えた。周りに合わせず、年齢や「安定」という言葉も関係ないくらいに、自分の気持ちに正直にやりたいことをやって生きている人たちで、心から人生を楽しんでいるように見えた。
これまでずっと、目の前に伸びていたレールを進むことが普通なことで、安定してお金を稼げることが1番だということが頭の片隅にあった自分にとって、それが全てじゃないよなって思えるようになった。
もちろん安定やお金も大事かもしれないけど、それを最優先にしなくたっていい。

純粋に
自分にとっての豊かさ
を軸に生きてもいいんだ。

そう思えるようになったのは自分の中でかなり大きかった。
そして、どんな時も
「自分はどうありたいか?」
「どう生きたいか?」
と考えながら生きるということはすごく難しいし、時に不安になるけど、そういう

「自分の軸で選択していく力」

があれば本当の本物の「自分」という人で偽りなく生きていける気がする。
今後の不確実な時代も、そういった力があれば柔らかく、けれどもしなやかに強く生きていけるんじゃないか?

休学して、一旦レールから降りたからこそ出会えた素敵な人たち。降りたからこそ気づけた「当たり前」ではなかった「普通」。

色んな軸、色んな選択肢、色んな生き方があっていいし、どう生きるかなんて人それぞれだけど、いつでも

自分にとっての豊かさってなんだろう?

ってふと立ち返ってみる。
そして、自分が大事にしたいものについて問いかけながら、自分だけの人生思いっきり楽しむぞ!!

写真:今来ている島で撮った海

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