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NHKドキュメント72時間に思う

72時間の定点観察
何気ない3日間にドラマが隠れていた 
#私の好きな番組

この番組が始まったのは10年近く前からで、徐々に認知度を上げて来たように思う。その当時同じ場所にカメラを3日間据えて行き交う人を定点観察の番組などおそらく大きな冒険ではなかったかと想像する。ドキュメンタリーの面白さは視聴者の予想をはるかに超える展開が映し出されることである。
72時間のどう転ぶか分からない、何も起こらないかも知れない怖さとの戦いであったであろう。だが思いがけずおおきな収穫をもたらす事となった。ありのままの人間ドラマをなんのてらいもなくみせてくれた。そして深い感動を与えてくれた。
私の好きなシリーズは、
自販機に集う人達の人間模様
極寒の地であったり、山陰の国道沿いのうどん自販機であったり、自販機の裏側のドラマもあった。真夜中の花屋、ガソリンスタンド、私設遊園地、挙げればきりがない。作られたドラマよりドラマが在るという真実味と(あぁ誰しも皆悩みの中でもがいているのだ)と言う同調性に繋がっている。柔らかい語り口のナレーションが重要な部分を占めていて映像の中の人々をより深めている。最後に流れる松崎ナオの(川べりの家)私はこの歌を味わいために一生懸命見ているのかも知れない。これからも私の知らない未知の72時間を見せて下さい。一ファンとしてここに記す。


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