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罪悪感の裏に潜む信念

罪悪感を抱くのはどういった時だろう。

意図せず誰かを傷付けてしまった時、良くない出来事を見て見ぬふりをした時、甘いお菓子を食べ過ぎた時など様々だ。

様々ではあるが、結局のところ罪悪感を抱くのは、自分の信念に反している行動ではないだろうか。

意図せず誰かを傷付けてしまった時に罪悪感を抱くのは、本当は相手のことを傷つけたくないと思っているからだ。それはつまり、相手を傷つけないという信念に反しているから生まれていると言える。

また、罪悪感とは誰かに許してほしい願うから抱く感情でもある。許してほしいと願っていなければ、悪いと感じる必要もない。誰かを傷つけてしまった時には、そんな自分を許してほしいと罪悪感を抱くのだ。

では、なぜ許してほしいのかと願ってしまうのだろうか? それは信念という自分が決めたルールに反しているからだと思う

たとえ周りからしたら大したことはなくても、本人にとっては信念という大きなものに背いていることもある。だから、誰でもいいからそのルール違反を許してもらい、楽になりたいのだ。


反対に、信念に則した行動をとっている人は罪悪感を抱きにくい。なぜなら、自分が決めたルールを守って生きているからだ。本人にとっては何も悪いことはしていない。

きっと、信念が強い人というのは、常に罪悪感を抱くことなく行動しているのだろう。ワンピースのルフィが天竜人を殴ったあのシーンも、本人は罪悪感など微塵も感じていない。それは己の信念に則した行動をしてるに過ぎないからだ。

罪悪感が許してほしいと願う感情であるのに対し、信念は許されなくてもいいという強い覚悟である。誰かと対立しても自分の信念を貫くには、許されなくても構わない覚悟が必要なのだ。

罪悪感の裏には信念が潜んでいる。罪悪感なんて抱かないに越したことはないのだが、もしかしたら自分の信念を認識するいいきっかけにもなっているのかもしれない。

おわり


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