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感想『顔だけじゃ好きになりません』 vol.1

記念すべき第1話は花とゆめ2020年の16号に

どどーーーんとセンターカラー50ページ!!!

祝!!!めでたい!!!!

改めて本誌読むとここから顔好きがスタートしたんだなぁとしみじみ、、、。

いやー第1話は何度読んだか分からない。
50ページあるのに最後まで体感数秒。

なんたって1ページ目から先輩の顔が良い、、、何ですかそのアンニュイな表情は、、、!!!!
くぅ~~~ッッッ

読者も才南ちゃんと同時に顔良、、、って呟いたでしょ絶対。わ  か  る 。

最初の頃はちょっと周囲に背を向けて拗ねたような表情してた先輩が、この先どんどんあんな顔やそんな顔見せてくれるわけですよ~
才南ちゃんのお陰だね。
出会えて良かったねぇ奏人先輩。



そしてヒロイン才南ちゃん!
初登場からおむすびT着てたのね‪‪𐤔
ぁあ~~可愛いなぁ~~(¯ᴗ◝ )
この先もそうだけど、好きなものは好き、キレイなものはキレイ、カッコイイものはカッコイイと素直に言える才南ちゃんがほんと可愛い。


そしてそして才南ちゃんと奏人先輩が接触するわけですが、、、いやね、いきなり最推しが朝から自分のロッカー前に居る世界線って何?怖い話かな???

キャーッッッ♡とかカッコイイ!とかじゃなくオッッ・・・ン?てなるなる。
時空歪む。


そしてここからの才南ちゃんと奏人先輩の噛み合わなさ具合も笑う‪𐤔「俺の顔ばっか見て話聞いてない」って言われちゃう才南ちゃん‪𐤔
まぁいきなり最推しが目の前に現れたら融解せずに人型保つだけでも精一杯だから無理もないね!!はい!!!


そしてここから重要なシーン。
奏人がこじらせ男子になった理由が語られるわけですが、いやーーー我らの奏人にお前は顔だけとかどの立場のやつが言うんだって思うけどほんと今は簡単に情報が得られる分、人に対するジャッジもとてもお手軽になりつつある。

よく知りもせず話したこともないのに上っ面だけで知ったフリして判断して軽い気持ちで批判したり。

広大なネットの海のおかげで一般人でも簡単に有名になれるけど、それと同時に自分と同じように普通に生活してる人というのを忘れて画面の向こうの像だと思って勝手に印象を押し付けられてしまう。

どちゃくそに顔はいいけどあくまでも「普通」の奏人にとっては勝手に期待されたり幻滅されたりはとても息苦しいだろうなって。


目の前にいても現実味がない才南が奏人の体温を感じて一気に奏人が生きて存在してると実感するわけですが、そこで思ったのが
そこにいたのはひとりの男の子だった”っていうのがねーーー、、、良いんですよ。

ずっと画面の向こう側の強い憧れの存在だった奏人と、リアルに会って話したあとに才南から素直に出てきた言葉が ひとりの男の子 なのが、、、良い。


そして顔以外はダメだと言われ続けて、自分でもそう思い込んじゃってる奏人の目の前で人間らしく普通にこじらせて面倒くさいのがいいんだよ!!!と捲し立て気味に肯定してあげる才南ちゃん~~~‪(◜ᴗ◝ )‬

みんなに知ってもらおうって思うのが才南ちゃんらしいよね。いい子だ。


才南ちゃんからかいモードになった奏人先輩は

指を絡めて(!)

俺の顔見て(!!)

なんて

耳元で囁いて(!!!)

くるわけですがッッッ‪



この場面は目を逸らさずに見てって感じだと思うけど、” 俺を見て ”ってセリフ、このあと19話のあの美しいシーンでも見られるんですが、これを言う奏人の心情って顔好きのメインテーマの1つなんじゃないかなぁと勝手ながら思うわけです。


画面越しの像としてじゃなく体温を感じられるリアルな宇郷奏人を見て欲しいって心で思いつつも、素直になれないこじらせ人間奏人がこの先才南ちゃんに引っ張られながらいろんな思いを巡らせて、再び ” 俺を見て ”って言うのがあのシーンだっていうのがまた、、、!!!ね!!!!

尊!!!!!



奏人のぽつりぽつりと言う言葉の中に繊細に心情を織り込むかりん先生ほんとセンスの塊。好き。


そしてこのあとの画面の向こうがあんたでよかったってセリフなーーー!!!!
画面の向こう側について考えさせられる顔好きの第一話に相応しいセリフを爆イケ振り返り顔で言って去っていく宇郷奏人さすが。
これからもついていきます。



顔だけじゃ好きになりませんvol.1
花とゆめ 2020年16号 掲載


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