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感想『顔だけじゃ好きになりません』vol.5

扉ーーー!!!


めっっちゃ可愛い!!!
キラキラしてるし二人でお揃いコーデなのデート回にピッタリじゃないですか!
アイテムは違えど細部までテイスト被せてるのほんと、、、( ◜ᴗ◝)
本編でも実現するの見たいなぁ。


穏やかな日曜の朝、才南ちゃんが寝てるとピローンピローンと通知音が。
アラーム止め忘れか!?とスマホに手を伸ばして画面を見ると、、、
まさかの奏人からのLINE、、、!!!!!
なにごと~~~~ッッッ!?!?!?

飛込競技の選手もビックリの体勢でガバッと起きる才南ちゃん。
不意打ちもいいとこだしそうなるよねぇ。


ここは語り尽くされてると思うが、奏人くんさぁ、今駅 から ひま まで9分ってどんだけポチポチするの遅いんですか!!
読者総ツッコミ案件ですよ。
5分かけて ? まで入力したのもはや偉い。 奏人にとっては大仕事。

この時点では入力速度カタツムリレベルの奏人が、才南とやりとりする中で少しずつ入力速度の向上が見られたり、画像が送れるようになったり、ついにはSNS投稿まで出来るようになったり、、、そんな描写で奏人の成長を感じさせてくれる所にかりん先生の愛を感じるし読者もよくここまで、、、とジーンとなっちゃう。


そして待ち合わせの駅で汗を乾かすためにパタパタしてる才南ちゃんの後ろから 奏人が話しかける描写の身長差とか見つけたじゃなくみっけって言うあたりがもう、、、刺さるよねいちいち。
そのあとの帽子クイッの破壊力やばい顔が良すぎるなんだそれそんなのもう

すっっっっっっっっっきだが????

だよまじで!!!!!!!

それだけに留まらずナチュラルムーブでおでこの汗を袖で拭う合わせ技を繰り出してくる始末。
なんなのもう怖い。
耐えられず飛散したりしない才南ちゃん強い。


才南がまさかのデートだと思ってないから奏人も素直に言えず下見なんて言っちゃう。
撮影ばかりにならないようにスマホ没収なんて強行手段に出ちゃう。
スマホを奪っておきながら奏人には会話を盛り上げたりするテクニックは持ち合わせていないため才南ちゃんどうしたらいいのか分からず、、、!
いきなり目的なしに2人きりになったらテンパるよねぇ~。
才南ちゃんの心情痛いほど分かる。


会話の発展チャンスを逃さないように必死に答える才南ちゃん可愛いし、奏人はそんな才南ちゃんに冷静に突っ込みつつも恋愛映画のラブシーン中にこういうのがいいの?って聞くとかタイミングおかしいし、すみません前通りますポーズめっちゃ身に覚えがあるし、映画館の必殺無音退出まで描いてるのほんとこの流れすごい好き。神。
映画デートにLサイズコーラはガチで凶器。

中の人じゃなくただの知見才南として奏人のそばにいる状況にうまく順応出来ず楽しませたいのにそれが出来ないことにヘコむ才南ちゃんですが、先輩はそもそも中の人じゃない才南ちゃんと一緒にいるために誘ったのでそんなこと全く気にしません。

待っている間、華やか女子たちに逆ナンされていても才南を見つけると世界に才南しか存在しないかのごとく真っ直ぐ前に来て優しく手を差し伸べてくれるのです、、、。うううう 涙

ここの才南を見つけた時の奏人の表情ほんっっっと優しくて、その前に才南が寂しそうな目をしてる分余計沁みるんですよねー。
いこって手を繋ぐんじゃなく上から握ってその場から連れ出そうとする奏人の後ろ姿ね、、、ほんとかっこいい。

才南ちゃんやっとスイッチが入って撮影許可を取るんだけどスマホを返す奏人が照れてんの!!!全部まるごと残したいとか前とは違う先輩とか言われて照れちゃったんかー!?おおん??なんだよもーー二人の間で可愛いが渋滞してるがっっっ。



心置き無くパシャパシャ撮ってほっくほくの才南ちゃんと奏人先輩は公園のベンチでお喋り♡
やっと奏人は今日の本当の目的を伝えます。

奏人の口から出るごほうびって言葉ちょっとえっちだと思ったのは私だけですかそうですか。


あんたの好きなこと、に対して才南ちゃん 奏人先輩以外なんてないですって可愛く言っちゃう。
それを聞いた奏人先輩、まさかの

顎クイ

からの

キス、、、、、、、、、!!!!



─────と思ったら寸止め~~~!!!!
せえへんのかーーーい
ここから才南をまっすぐ見て語りかける言葉がもう私たまらなく好きなんですね。


震えながらもキスを受け入れそうになる才南ちゃんを見て、ねぇ許しちゃだめだよって優しく諭すように語りかける言葉の並びがほんと奏人らしくて紳士的で、、、。


少女漫画って結構イケメンが強引にキスしてもアリな雰囲気あるけど、少女漫画の爆イケな存在でありながら奏人先輩はそんなことしません。

仮に俺があんたを好きであっても、あんたが心から望まなきゃだめだよ と言ってあげるのです。

決して思い上がって自分本位な行動はしないのです。
頭のてっぺんからつま先まではもちろん、心まで爆イケなのです宇郷奏人は。

今回のデートも最初から素直に目的を言わなかったし、会話を盛り上げることもしないし基本不器用なんだけど、こういうところで本質が現れると言うか。
紳士だし信頼出来る男だな宇郷奏人って思いましたねこの場面。


そのあとのモノローグの流れもほんと好きで、今のところ顔好きのたっっくさんある名シーンの中でもここが一番好きかもしれない。
モノローグと場面の動かし方が上手く言えないけど漫画だけど映画を見てるような、、、かりん先生のセンスが光りまくってる。


記念すべき顔好きHC一巻の締めに相応しい回。
そして今後突如として現れる寸止め紳士宇郷奏人爆誕の回でした。 拍手~。



顔だけじゃ好きになりません vol.5
花とゆめ 2020年22号 掲載


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