土日や連休はひたすら学校見学。「大好き校」がみつかるほど中学受験の成功率が上がる
こんにちは、ぽんこ母です。
ぽんこは3連休すべて部活。部内で学年ナンバーワンを競う大会が最終日にあるため、練習漬けの毎日になるようです。
さて、今日は3連休ということで、中学受験時代の連休の過ごし方を書いてみようかと思います。
我が家は5年夏前から始めた1年半の受験生活でしたが、「周りに追いつくために土日は必死に勉強!」なんてことはなく、割と出かけまくっていました。
出かけるといっても遊び歩くわけでなく、そのほとんどが受験イベント。オープンキャンパスや合同説明会、学校説明会、プレテスト、模試など、ありとあらゆるイベントや模試に足を運んでいました。
土曜日午後や日曜日は塾なので、土曜日の午前中に参加することが多かったです。午後の授業に遅れることも少なくなかったので、塾の校長から「ぽんこさん、ちょっと行きすぎですねー!」と笑われるくらいには足繁く出かけていました。
当時は「こんなに出かけていていいのだろうか」という若干の不安はあったのですが、個人的には間違っていなかったと思います。我が家は最難関校から下位校まで思い出せる限りで17校(うち娘同行は15校)に行きましたが、興味のある学校をすべて見尽くしたおかげで、家族が満場一致で納得できる志望校選びができました。
この納得できる志望校選びというのが、実は中学受験において非常に重要なことだと感じています。
熱望校があるとほかの学校はおまけ程度に考えるご家庭も少なくありませんが、中学受験は修羅の道。第一志望に行ける人はおよそ3人に1人といわれています。ずっとA判定でどんなに合格確実な受験だと思われていても、残念な結果になるケースも少なからずあります。
「第二志望以下は偏差値で適当に選んだから、校風は知らないけど行くしかない」「資料すら見たこともない学校だけど、ほかは全部落ちたから受けざるを得ない」という人も実際にいらっしゃいます。
中学受験で大切なことは、第一志望の学校に合格することなのでしょうか?
第一志望がダメなら、それなりの学校に受かればいいのでしょうか?
偏差値の低い学校は見る価値もないのでしょうか?
中学受験は、お子さんが実際に通う中学校を選ぶための受験です。どれだけ偏差値や社会的評価がよくても、お子さんが好まない環境であれば、中学生活は色褪せてしまうでしょう。
どうか偏差値やパンフレットだけで決めず、実際にお子さんと一緒に五感で学校を感じてみてください。この体感がめちゃくちゃ重要で、お子さんがビビッとくる学校があれば、それは受験において最大級のモチベーションになるはずです。
逆に、苦手な学校もなんとなく察知できます。「まま、この学校なんか嫌だったよ」「すごく素敵だけど、私には合わないと思う」と娘から言ってくる学校がいくつかありました。実際、それらは私も言われる前から同様に感じていました。
しかし、我ら親子が苦手と感じた学校は、いずれも世間的には超人気校。ウキウキで行ってみたにもかかわらず、「あ、生理的に合わないパターンだ」と気づいた次第です。
実際、我が家の進学先は、親子でビビッときた熱望校なのですが、入学後はより一層学校への愛着が強くなりました。入学前には気づかなかったこともたくさんあるのですが、そこに流れる空気は変わらず、知れば知るほど好きになれる要素がたっぷり詰まった学校です。
お守り校に至っては、第一志望の学校の次に大好きだった学校です。偏差値的には一番低かったものの、気持ちとしては第二志望のポジションでした。たとえ第一志望に残念だったとしても、きっと楽しく通えただろうと信じて疑いません。
中学受験で幸せになりたいと思う方は、どうか学校訪問や合同説明会に出かける機会を増やしてみてください。思わぬきっかけで、大好きな学校がみつかるかもしれません。大好きな学校がみつかればみつかるほど、幸せな受験になる可能性が高まると思います。
たとえ第一志望が残念だったとしても、志望校のすべてが大好きな学校なら、お子さん自身はきっと楽しく通えるようになるはずです。楽しい中高6年間を過ごせるように、ぜひ学校選びをご家族で思いきり楽しんでください。その笑顔や思い出が、受験後の生活に彩りを与えてくれると私は信じています。
あと、見学後のランチも息抜きとしておすすめです。午後からの塾に備えて、いいリフレッシュになっていました。娘はランチ狙いで学校見学が好きだったのも大いにあるかと笑
それでは、よき週末をお過ごしくださいませ。
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