見出し画像

#23 星仲間

心震える物語に出会いました。


「この夏の星を見る」辻村深月


星や宇宙に興味がある方、
学生の方、
学生のお子さんがいる保護者の方、
コロナ禍で苦しんだ方に
是非、読んでいただきたいです。


ここから、ネタバレありです。


物語の内容は、2020年、
コロナ禍でいろんな活動が制限される中、
茨城、渋谷、長崎県五島列島の中高生が
天文活動を通じて繋がっていくというストーリー


小学生の頃、ひょんなことから天文に興味を持った茨城の高校生

クラスメイトから誘われて理科部に入った渋谷の中学生

同級生に誘われて初めて行った天文台で見た星空に心惹かれた長崎五島列島の高校生

そんな場所も学年も異なる彼らが、
渋谷 ひばりの森中学校の理科部顧問の先生が持っていた茨城 砂浦第三高校の「スターキャッチコンテスト」の記事をきっかけに二つの学校が繋がり、一緒に「スターキャッチコンテスト」をやることに。さらに、茨城 砂浦第三高校天文部の顧問の知り合いで長崎五島列島の天文台に通う高校生も加わります。

(ちなみに、スターキャッチコンテストとは、
同じ部品を使って それぞれで望遠鏡🔭を作り、
その望遠鏡🔭を使って 早く星を見つけるというもの。)


しかし、時はコロナ禍。
同じ場所で「スターキャッチコンテスト」は出来ません。

その代わり、オンラインでそれを実現します!



「違う場所にいても、空はひとつだから星は見られる」


コロナ禍でもがき、苦しんでいた彼らの時間が
一気に動き出します。


この物語の中では、
みんな、それぞれの場所でISSを見るというシーンもあります。

一緒にするのもおこがましいのですが、
私もnoteの中で、
「一緒に夜空を見上げよう✨」という企画 をやっており(私の場合はオンラインで繋げませんが)、ISSを見ようという企画も以前行ったので、「うわぁー」となりました😆

その時の企画がこちら⤵︎


それぞれの異なる環境、年齢、立場の中、
「星仲間」は繋がっていきます。

この本の帯には、こう書かれています。

「この夏の星を見る」辻村深月

この物語は、私の宝物になりました。

私もこのような「星仲間」の場所を
作っていけたらと思います✨



それでは、


  『夜空を通じて みんなで幸せに』


良い星空浴を✨

この記事が参加している募集

#note感想文

10,622件

#わたしの本棚

18,011件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?