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【詩】一億光年のかくれんぼと「二十億光年の孤独」

今日は寂しいから
帰ったら
谷川俊太郎さんに
会いに行こう

気難しくて
偏屈なのに
こそばしかったり
愛おしかったり
不思議な言葉を撒くおじいさん

たった一億光年の距離の
一億年のかくれんぼに
耐えられなくなりそうな夜は

二十億光年の茫漠とした宇宙の
孤独なざわめきが
ときどき
鼻の奥をくすぐるという
あなたを訪ねよう



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