【詩】赤ちゃんの発声練習
あー、うー
と
息は
そのまま
美しい旋律を奏でる
(作者から)
声が
意味をもつ以前の、
原初の音の姿のような
空気の震え
それでいて
耳を傾けたくなる
まろやかな響き
そんなほんのいっときの
声を
詩にしました。
当初、「喃語」とタイトルを付けようとしましたが、
調べてみると、
赤ん坊が
あーうーと母音で発声するのは
クーイング、とのこと。
喃語はあーうーを経て、
一音語を、話すまでの発語で、
あぶあぶ、ままま、というように
子音を含むようになったもの。
クーイングを経ない赤ちゃんもいるそう。
クーイングとタイトルにするには
専門用語っぽくてイメージしにくい。
単に発声練習というタイトルでは、
歌や演劇とかの練習みたいだし、
と思い悩み、
なんとも、もったりしたタイトルになりました。
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