ノイズキャンセリングイヤホンを選ぶのが大変すぎて、結局AirPods Proを買った
ここ最近ずっとノイズキャンセリングイヤホンを探してたのだが、選ぶのが大変すぎて、最終的にはAirPods Proを購入した。
AirPods Proは素晴らしいイヤホンだが、ノイキャンイヤホンの中では高い部類に入るし、探せばもっと自分に合うイヤホンがあったかもしれない。
でも探す時間がもったいなく感じるくらい、選ぶのが大変だった。
今回は同じような状況の人の参考になればと思い、自分がイヤホン選びで困ったところや、各メーカーにどうにかしてほしいと思うところについて書く。
ノイキャンイヤホンが欲しいと思っきっかけ
私がノイキャンイヤホンが欲しいと思ったきっかけは、「カフェで作業をするときに、店内BGMや人の声を遮断して集中したい」と思ったためである。
コロナ禍を経て仕事で在宅勤務をすることが増え、土日まで家にいると気分転換にならないので、土日はカフェなどで作業するようになっていた。
自分は聴覚過敏気味であり、店員さんの声や、近くの席の人たちの声が気になるタイプである。勉強や作業に集中したいと思っても、店内BGMのボーカルなどを拾ってしまって気が散ってしまったのでノイズキャンセリングイヤホンを買おう!と思い至った。
イヤホン周り環境
元々の私のイヤホン周りの環境はこんな感じだった。
スマホ→iPhone
メインのイヤホン→Amazonで買った4000円くらいのの中国製ワイヤレスイヤホン
ノイズキャンセリングイヤホンは2021年まで利用経験なし
初めての購入でトラブル発生
最初に購入したのは中国のスマートフォンメーカー・OPPOのEnco W51だった。
私が購入した2021年時点では7000円くらいだったのが、おそらく現在は生産終了しているからかAmazonではプレミアがついて1.5万円になっている。
購入の決め手としては、イヤホンは毎日使うもの・外からも見られるものなのでデザインが好きなところが大きかった。
白いデザインが好きなので白を購入したのがだ、実物は写真よりめちゃくちゃ可愛かった。ホワイトのきれいな本体に、耳元にオーロラがチラっと輝くのが可愛くて今もお気にいりである。
そんなめちゃくちゃお気に入りとなったOPPO Enco W51だったが、日常生活でほとんど使わなくなってしまった。
理由はiPhoneに接続して再生すると、最低音量がかなり大きく、耳に悪い・集中できないためである。
最低音量がかなり大きいというのがどういうことかというと、iPhoneの音量調節バーで最低段階にしたとしても、Appleの純正のイヤホンや他のイヤホンに比べてかなり大きい音量で音が流れるということである。
聴覚過敏ではなく、多少音量大きくても気にならない人なら問題ないのかもしれないが、自分は結構きつかった。
故障かエラーなのか?と思い調べたが、どうやらAirPodsなど純正のイヤホン以外のBluetooth無線接続イヤホンで発生する仕様らしく、絶望した。
※正式なソースを見つけ次第URLを貼ります
ネットで検索すると、イコライザをいじるなどの対処法が出てくるが、あくまでいくらか緩和する程度のものであり、根本的解決としてはAppleがiOSの仕様を変えるくらいしかない。
ちなみに元々持っていたAmazonの中国メーカーの安いイヤホンでは起きなかったため、Bluetoothイヤホンすべてで起こるわけでもないようである。
OPPO Enco W51のデザインが好きすぎて、なんだその仕様…と思いイヤホンのためだけにiPhoneからAndroidに乗り換えることも検討したが、そこまでには至らず一旦iPhoneでも問題なく最小音量が使えるイヤホンを探すことにした。
イヤホン探しの条件(再)
最低音量大きすぎ事件を経て、私のイヤホン探しの条件はこうなった。
デザインが洗練されている
白
無線
ノイキャン:人の声が遮断できる
音質:作業用BGMを聴くのが大半なので、高音質はそれほど求めない
iPhoneで最低音量がちゃんと最小になる(🆕)
最小音量が小さいイヤホン探すの大変すぎる
気を新たにAmazonなどでiPhoneでも最小音量がちゃんと小さいイヤホンを探したのだが、大変だった。
メーカーの製品スペック表にはもちろん「iPhoneで最小音量が問題なく一番小さくなる」などの欄はない。
そのためこの2つの方法で探したが、どちらも泥臭すぎて大変だった。
探し方①Amazonでレビューから探す
Amazonのレビューのテキスト検索で、以下のような文字列で検索して探した。
「iPhone 最小(最低)音量」
「iPhone ボリューム 最小(最低)」
これで探すと出てくるときと出てこないときがあり、デザインはとても好みなのにiPhoneで最低音量になるのかどうかわからず購入に至れないものもあった。
また、「iPhoneで最小音量が小さくなりますか?」という質問に対して、おそらく問題を正しく理解できていない人が「なりますよ^^」と答えている場合もあり、正確性がいまいちだった。
Amazonなどの通販サイトでも「iPhoneで最小音量が問題なく一番小さくなる」のような検索条件はないため、1個1個検索して探す、というのが大変すぎて面倒くさくなった。
探し方②店頭で試聴する
家電量販店で実際に自分のiPhoneと接続して聞いてみたりしたのだが、家電量販店はだいたい店内がガヤガヤしているので、最低音量なのかどうかに確信がもてず何度も自分の最低音量が出るイヤホンと聴き比べる必要があり手間だった。
探すの大変だった点
他にも探すの大変だった点としては以下のようなことがある。
「ノイキャンが効く」の評価は人それぞれ
ガジェット系・音楽機器専門系ブロガーやYouTuberの方がイヤホンのレビューを上げてくださっているのを見たが、ノイズキャンセリングが効いているかどうかの評価が個人の判断なので、自分が家電量販店で聴いてみるとたいして効いてないと感じることもあった。
ノイズキャンセリングで人の声は遮断しきれない
各社のイヤホンを試聴していて「なんか人の声消えていなくないか?」と思っていたのだが、どうやらAppleなどは人の声を遮断しない仕様にしているらしい。
緊急時に人に声かけてもらってもわからないと危ないなどの理由だと思うが、自分は人の声を消すのが目的だったのでショックだった。
耳栓タイプはしたくない
人の声を遮断するためにはイヤーチップがウレタン状などのイヤホンを使うか、そもそも耳栓を使うという手もあるようだが、密閉するタイプは好みではなかったので候補から外れた。
デザインが白でかわいいのがそんなない
だいたいノイズキャンセリングが強いハイエンドモデルは黒でいかついデザインのイヤホンが多い。
AnkerのSoundcoreなども候補だったのだが、個人的に形状、ロゴの感じ、デザインなどが好みではなかった。
最終的にAirPods Proを買った理由
おそらく3ヶ月ぐらいずっとイヤホンを探していたのだが、どうも自分の条件を叶えるものは見つからず、最終的にAirPods Proを購入した。
理由は
iPhoneで最低音量になるものを探すのに疲れすぎて、もう探したくなかったので、絶対に最低音量になるものにした
AirPodsなら売りたくなっても値下がりしないだろうと思った
デザイン面でもどんぴしゃで好みというわけではなかったが、他社のイヤホンに比べると性能面でもデザイン面でもましだった
などである。
AirPods Proを使ってみての感想
総評としては、かなり満足というわけでもないが、カフェで作業するときのデジタル耳栓にしたいという目的は果たせるのでいいかなと思っている。
メリット・デメリットはこんな感じ。
メリット
ケースのデザインがいっぱいあって色々選べる
iPhoneとの接続がスムーズ
充電が早い
「探す」が使えるので、なくしても安心
デメリット
人の声が消えないので本当にうるさい場所ではノイキャンついていないイヤホンのほうが遮断できるときすらある
高い
メーカーや比較サイト運営者へのお願い
まずAppleは他社製のイヤホンでも最低音量が出るようにしてほしい。
イヤホンの比較サイトを運営している方は、「iPhoneで最低音量がちゃんと小さくなるか」「人の声が消えるか」も項目に入れてもらえるとありがたい。
おわりに
自分と同様のことで悩んでいる人のヒントになれば幸いである。