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芸術へ向かう   エクスタシィ


一時期、フォトコラボという形式で詩を書いていた
自分の書いた詩に、あるカメラマンさんの写真を添付させて頂くカタチで

殆どは あたしが先に詩を書き
彼のフォトアルバムから イメージに合う写真を使用する

このnote内にも幾つか置いてあるが

不思議の国のアリスが好きなので
アリスシリーズも何遍かはある

これもそのひとつ

タイトルは

深海のアリス




フラスコから溢れる



真夜中の台所で
チェシャ猫が笑う


ト音記号
滑り落ちたら恋が叶うなんてね



魔法をかけよう
君が眠れぬように




メソッドは何



少しのジェラシーと
溜息のドラジェ



微妙な匙加減で
掴むんだ




魔法をかけてよ
この恋が終わらぬ魔法



ミッドナイトブルー
マッドナイトクルー




魔法をかけてよ




この恋が終わらぬ魔法
この恋が終わらぬ魔法




・:*:


ところで
その カメラマンさんと 芸術について向かうecstasyについて
語った事がある


確か ミスチルの桜井さんが


「男は射精へと向かう生きもの」
そんな事を言っていて、

つい
芸術ってそうだよね  
殆どの芸術は そこから派生するんじゃない
いかに気持ち良くイケるか


なんて、事を
あたしは言ったような気がする


その時、カメラマンさんは
こう答えた


「ドンピシャですわ 
射精なしに 男は生きられない
桜井さんの いう通り

俺みたいに性欲の盛んな奴は イク過程を重視するけど
ecstasyが重要

俺は写真でイけなくなってるので コラボとかね
ありゃ 完全に擬似セックスです(笑)」


正直、あたしは写真を使わせて貰う事に対して
そこまでは 考えていなかったが
カメラマンさんが、言わんとしている コラボというカタチへの
抑揚を伴う快楽のようなものについては 理解できる



たとえば、ネットという広大な草原で
自分と他者、
その相手とだけが 共有する秘密のようなモノを
その他大勢の前で ひっそりと花を咲かせる行為には
甘美な愉悦があるのだ

互いにだけが分かる 『暗黙の了解』

最近でいえば、インスタの匂わせ
も、そのようなものだろう

単純に縦読み
なんてのは、どうなん?
とは 思わなくもないが


『暗黙の了解』
も、つまりは ecstasyを導くための
ひとつの遊戯である


人は人生という砂場で
様々な玩具を手にし 様々な遊戯を覚える


気持ち良く遊ぶ為の
大人たちの遊戯


どんな玩具で どんな遊戯を選択するべきなのか?


子供のあたしには
まだまだ 難題である、と言っておこう


ecstasyを得るには
それなりの学びが必要なのだ



互いに 最高なecstasyを 感じ
その悦びを味わい尽くす


簡単ではない、それを追い求めてしまう性な故に
今日も こうして 試行錯誤
或いは、思考錯誤とも思える日記を書き散らしている


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