水の粒

◆理解者パートナーとの出会い、

東京駅は広かった。
TwitterのDMでやりとりしてた彼とは
東京駅で落ち合う約束をした。
数年ぶりに会うし
まともに話したこともない
どんな人かもわからないけど
何故か、会う約束をした。

東京駅で迷子になってると、
彼が私を見つけてくれた。

沢山泣いて、ボロボロだったはずの
昼間の私であったけれど
何故か平然でいられた。

二人で街を歩いて、飲み屋へ向かった。
カウンター数席の小洒落た店に入った。
ウニが好きだった私は
メニューにあったウニオムレツを頼んだ。

大した会話はしてないんだけど
大学時代、初めて英語の教室で
隣の席になった時絶対話が合わない
相手だし、お互いの第一印象最悪だった
話で大笑いしてた思い出だけはある。

出会って8年経った今でも
その話題は二人にとって鉄板です。笑

お酒も入り、程よく身体も火照り
私は彼に午前中の「東京の洗練事件」
について話した。
彼は、「東京とはそんなもんだよ」
と大笑いしてた。

お店を出た。

お酒の酔いがピークになり、
私は午前中の悲しみがフラッシュバック
してきて、路地裏で大泣きした。
彼は私を抱きしめてくれた。

東京には泊まるつもりなかったのだけど
バスのチケットを捨てて、
今夜は彼と一緒にいることを選んだ。

謎が多い人だったけれど惹かれてしまった。

彼と一夜を超えた。

東京での初めての夜は、
男に踊らされた。
色々な角度から、私をkillした。

そんな1日だった。

meisyan 20230820