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コスパキッチンの裏側【生鮮食材編】

相次ぐ値上げで、多くの家庭や個人が毎日の生活の中で節約の必要性を実感していると思います。特に食生活においては、出費を抑えつつも健康や美味しさに妥協したくないというのは、多くの人々の共通の願いです。今回は、家計簿データを基に、食生活の中で節約を意識していると考えられるセグメントの生鮮食品や専門店での買い物に焦点を当ててコスパ最適なキッチンスタイルを分析してみます。

サマリ
1.家計簿データから世帯と食生活スタイルから3つの節約セグメントのお肉の買い物を分析!
2.シングル自炊層はコスパ・タイパ良く調理できる食材を選好
3.子どもが喜ぶレシピをつくりたいファミリー層はかさ増しアレンジの効く、ガッツリ肉類が人気

1. コスパキッチンセグメント

家計の購買傾向やライフスタイルと食に対する意識の調査データと照らし合わせ、食生活における「節約」の意識を持っていると推定される層を大きく3つのセグメントに分けてみました。

1)シングル自炊層
  現代の単身若年女性は、スマートな消費スタイルを持っています。食に関しては日常的な節約を心掛けながらも、贅沢な自分磨きにはきちんと投資。一人暮らし自炊層は、食材の選び方や料理法においても、コスパを追求する一方で、美容やファッションへの出費も見逃さないバランスの良い消費スタイルを持っています。節約しながらも、自分を大切にする彼女たちのライフスタイルから、新しい節約術や賢い選び方のヒントが見えてきます。

2)ファミリー買い回り層
家計の負担が重くなる住宅ローンや教育資金。これらの大きな支出を背負いつつも、家族との日常や週末の楽しみを失わないファミリー買い回り層。彼らは、日常の生活での節約術を駆使しながらも、家族でのレジャーや特別な食事を大切にしています。限られた予算の中で、どのようにして豊かなライフスタイルを実現するのか。その賢い選び方や家計の管理術に、多くの家庭が学べるヒントが隠されています。

3)ファミリーお得重視層
 都会の喧騒を離れ、地方でののどかな生活。その中でも、持ち家の維持や子どもたちの教育、将来のための資金を確保するために、日々の生活では節約が不可欠なファミリー節約層。彼らは、生活の中での工夫や地域資源を活用した賢い節約方法で、家族の幸せと未来をしっかりと守っています。地方ならではの節約のノウハウや、家計を支えるアイディアには、都会暮らしの家庭も学ぶことがたくさんありそうです。

2.賢い選び方で満足!肉類の節約ショッピング

 生鮮食品は私たちの食生活に欠かせない存在です。新鮮な野菜や果物、魚や肉など、日常の食卓に彩りと栄養を提供する生鮮食品は、健康的な生活の基盤とも言えるでしょう。こうした生鮮食品の選び方や購入傾向にも、節約の意識が色濃く反映されていることが確認できます。特に今回は「肉類」に絞って各セグメントの選び方の特徴を見ていきます!

1)シングル自炊層
この層は特に「ブタローススライス」や「ブタコマ」などの豚肉を好んで購入しています。多忙な日常の中で、短時間で調理ができ、シンプルな調理方法でも美味しく楽しめる豚肉は、一人暮らしの自炊には欠かせない食材となっています。一人で手軽に鍋をしたり、カットヤサイなどと炒め物であまり洗い物をしないで作れる食材で時間もお金もパフォーマンスよく生活しているのかもしれません。

2)ファミリー買い回り層
お店を使い分けながら買い物をして家族全員が喜ぶ味を追求しているこの層。彼らが好んで購入している肉類は「ブタトンカツ」や「ブタカタ」など煮込みや揚げ物料理に使われている食材です。がっつり量が多く、家族全員のお腹が満足できるお肉を価格の安い店舗で仕入れて料理に使っているのかもしれません。

2) ファミリーお得重視層
コスパを特に重視するこの層。シングル世帯と比較して買い回り層と同様ファミリー層では鶏肉が購入される傾向にあり、脂身などを避けたい思いがあるのかもしれません。彼らの選ぶ「コクサンワカドリ」や「コクサントリモモミンチ」は、価格が手頃でありながらも、唐揚げやつくねなど子供に喜ばられる食材ラインナップです。ミンチなどは野菜でかさましして、節約にも効くアレンジレシピとして取り上げられているかもしれません。

次回の記事では節約層が専門店の『カルディ』でどんなお買い物をしているかをチェックしていきます!


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