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上の空で心ここにあらずな話(2024.7/18の日記)

 一日曇りの予報に賭け、洗濯物を外に干して部屋を出た。授業が終わって帰るまでに雨は降らないだろうと思っている。そういう根拠の無い自信はどこからでも湧いてくる。

 この日の授業がすごく嫌で、もう全部無くなってしまえと思いながら受けた。この前本を貸した友人が、新しいブックカフェがオープンしたと教えてくれたけどどうでもよかった。一緒に行こうとふんわり誘われていた気がするけど、あまりよく覚えていない。この授業の嫌さが頭の中を占領して、他のことが考えられなかった。「思考が手元に戻ってこない感じ」と書きかけて、それって「心ここにあらず」では?と気がついた。なんかもう上手い文章を生成しようという気力も無い。

 昨日一緒に夕食を食べた友人と、ブックカフェの話をしてくれた友人の3人で授業終わりに話をした。部屋に帰るまでこの授業の嫌さを語り合い、夏休みの長期授業カリキュラムへの不安をぶちまけ合った。嫌だねと話しながら、脳ミソは自分の不安の根源の部分について思考しているため、互いに話半分で愚痴を言っている。一番とってきやすいところにある批難の語彙で、なんとかその場の会話分を出力している感じ。早く一人になりたいと思った。早く夏休みが来て終わってくれと思った。

 天気の賭けに勝利したので、からっと乾いた洗濯物を取り込んで良かったねになった。夕食を調理する元気が無く、でもコーヒーは飲みたかったからあるお菓子と一緒に食べた。アルバイト先で余ったのをもらった、ホイップクリームをたっぷり絞った。甘い物を過剰に食べていないと気分が紛れない。

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